ひまわりの花畑を見に行くのは変?

何年か前の、はるかにどこまでも続くひまわりの花畑を車が走るCMの映像が忘れられなくて、それを見に行こうとしたのが旅のきっかけでした。まずは、セビリアのツーリストインフォメーションへ行って聞いてみることに。すると担当者は、ひまわりを見に行きたいだって?と不審そう。そう、スペイン人にとってひまわりは「花畑」というより、オイルの原料となるただの「作物の畑」でしかない。それを見に行きたい観光客がいるのか?!という驚きらしい。しかし、彼は電話かけ情報を集め、セビリアから行きやすい田舎の町カルモナを紹介してくれたのでした。

ひまわりの花を見に、アンダルシアへ! ひまわりの花を見に、アンダルシアへ!

カルモナへ行く

バスはセビリア市内の2つあるバスターミナルからではなく、セビリア大学やプラザ・エスパーニャ近くの道の停留所から出発しました。乗客には観光客らしき人はおらず少々不安になりましたが、運転手に行き先をつげ運賃を払いました。市街地を抜け、高速を走り、田園風景の広がるカルモナへ50分ほどで到着しました。街の入口セビーリャ門に登ると、町中に広がる白壁の家が見えました。そこから石畳を登って、町を散策、市場を通過し、サンフェルナンド広場に到着。バルで一杯ひっかけてから、目指すはひまわり畑へ。

一面に広がるひまわりの花

ひまわり畑は町の中にはない、ということで、パラドールへの道から反れて右へ進み下っていくと平原が広がっていました。すると、現れてきました視界いっぱいに黄色の一帯が!畑の一面に所狭しと、太陽に向かって咲いている無数のひまわり。その先も、またその先にも花が咲き乱れています。時期は6月の正午、アンダルシアの強い日差しゆえに、観光客はもちろん、地元の人すら見かけないのも納得です。CMの映像では幹線道路わきの群生だったので、この場所のものではありませんが、逆に自分達だけのとっておきの場所を見つけられたような気がして少し感動的でした。

豪華なパラドールで1泊する

カルモナの町の小高い丘に、1軒のパラドールがあります。イスラム様式で建てられた城塞の一つを、宮殿に改装したものです。レコンキスタの際にはイサベル女王やフェルナンド王も滞在し、今から400年ほど前に日本からの使節団、支倉常長一行も滞在したといわれる、日本とも縁のある城です。私達はこのパラドールのオープンカフェで、景色を眺めながら休憩しましたが、ここに宿泊してゆっくりする旅行も素敵だと思います。アラブ様式の美しいパティオ、エキゾチックな香りのするこのパラドールに次回は宿泊したいな、と思いました。