誰もが憧れるアンダルシアのひまわり

スペインと聞いてイメージする風景といえば、『青い空の下、どこまでも続く一面のひまわり畑』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。バスでの移動中に、幹線道路の両側にひろがるひまわり畑を見ると、ついつい「うわぁー」っと感嘆の声が漏れてしまいます。しかし、グループ旅行でもない限り、ひまわり畑の中の道を車で入っていくのは難しいでしょう。個人旅行なら、レンタカーを借りるのが一番ですが、海外での運転に慣れていない人にとっては、これもなかなかハードルが高いですよね。

花いっぱいの初夏のスペイン1 レンタカーを借りずにアンダルシアのひまわりを見る!! 花いっぱいの初夏のスペイン1 レンタカーを借りずにアンダルシアのひまわりを見る!!

セビリアから行く白い町カルモナ

そんな人におすすめなのが、セビリアからバスで50分の町カルモナです。まずはセビリアからひまわり畑の中を行くバスの、車窓からの風景を堪能しましょう。道の両脇はどこまでもひまわり、ひまわり、ひまわり、です。バスを下りて、旧市街に入る時にまずくぐるセビリア門は、その上に登ることができます。カルモナの旧市街は小高い台地の上に立ち、城壁に囲まれた、白い壁にオレンジの屋根の家並みが美しい小さな町。城壁の上からは旧市街全体が見渡せ、6月上旬のひまわりの時期には、その奥にひまわり畑を望むことができます。

14世紀のお城から黄色いモザイク画を見渡す

セビリア門から旧市街に入り、白壁の家々が並ぶ石畳の狭い路地を歩いていくと、教会や貴族のお屋敷など、歴史を感じさせる古い建物に出合います。ロの字型の、アーチの美しい17世紀の市場では、今も地元の人たちがチーズや野菜、肉を買う風景がみられます。生きたカタツムリも売られているので、バルのタパスにあったら是非試してみてください。丘の上に広がるカルモナの町の一番奥、丘のふちに建つのは、“残酷王”と呼ばれたペドロ1世の宮殿です。この宮殿は、現在はパラドールという国営のホテルになっていて、そのテラスから見る、ひまわりの黄色で描いたモザイク画のような大平原の眺めはなんとも雄大で、感動的でさえあります。

タクシーでひまわり畑の中を走る

もしカルモナで1泊できるなら、このパラドールの展望つきの部屋に泊まることをおすすめします。泊まれなくても、テラスでゆっくりビールなど飲みながら、この絶景を堪能したいものですね。「ひまわり畑の中を歩いてみたい!!」と思うあなたは、カルモナでタクシーをチャーターして、周辺のひまわり畑の間を走ってもらうといいでしょう。きれいに咲いているひまわりの横で停めてもらって、ひまわりたちとの記念の一枚をパチリ。あまり育ち過ぎると種が重くて下を向いてしまうので、若めのひまわりを探すのがポイントです。