最後の審判を下すのは、私達?!

戦いの中で生死を目的とはしていないので、彼らは長剣は持っていませんが、当時実際に使われていた戦闘の武器や鉾を手にしています。「もっとやれー!」とか「痛くて見ていられない!」と、観客席から声が飛び交っていました。我々が戦いの続行を望めば再開され、終了と判断されれば審判員によって敗者の負傷のチェックが行われるのです。そして、ひざまずいた敗者には、彼が死に値するか存命するか、観客によって審判が下されることになります。観客が、戦士の生死を決めることに大変驚きました。

グラディエーターの戦いを生観戦!タラゴナの遺跡(後編) グラディエーターの戦いを生観戦!タラゴナの遺跡(後編)

それはまるで「グラディエーター」の世界

さて、どうやって我々が戦士の生存希望を表現するのでしょう。それはジェスチャーです。現在でもブーイングするときに使われる、こぶしから出した親指を下にする?いいえ、違います。掌を開き親指を上にしてまっすぐ前へ腕を伸ばした状態が「死」の制裁を意味し、戦士は自害します。戦士に再び生を与えたいときは、握りこぶしを高く何度も上げ「Vivaビバ」と叫ぶのです。イベント中のスペイン語の解説が分からなくても、これさえ知っていれば大丈夫。あなたも地元の人と一緒になって盛り上がり、楽しめるでしょう。

おっかけファンがいるほど、人気イベント

私たちが会場に着いたとき、スペイン人女性に話しかけられました。グラディエーターのおっかけをしているファンの方で、イベント後に戦士達と記念写真が撮れることなど教えくれました。一般的な祭りの情報は、中心地にある観光案内所で集めることもできますし、市の祭りのホームページでも見れます。ネットのガイドブックは170ページ近くあり、いかに市がこの祭りに力を注いでいるかが分かりますが、さすがに全部読めませんでした(笑)。それでもバルセロナからの電車の乗車券が、35%引き電車のディスカウント番号が入手できるので要チェックです。

ほかにも魅力があるタラゴナ

イベント後に町を散策すると、カテドラル前に辿りつきました。タラゴナのカテドラルは、12世紀以降のロマネスクとゴシック様式の建築物です。教会前には骨董市が立ち並び、地元客と観光客で賑わいをみせていました。また、駅から円形劇場まで徒歩で10分ほどですが、その道中の高台から地中海の景色が一望できました。とても美しく、おそらく写真撮影のために立ち止まってしまうことでしょう。イベント目的の場合は、時間には余裕を持って行かれることをお勧めします。