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海外現地発ガイド通信

カタルーニャとカスティジャーノの代理戦争!「エル・クラシコ」を観る


掲載日:2007/10/16 テーマ:歴史 行き先: スペイン / バルセロナ

タグ: サッカー スタジアム


1年に1回しかないビッグマッチ。この日はカンプノウが燃える!

エル・クラシコに向けて調整する選手たち(2004年撮影) エル・クラシコに向けて調整する選手たち(2004年撮影)

カンプノウとモンジュイックという2つのスタジアムを持つバルセロナ。週末になればいずれかでリーガエスパニョーラの試合が見られるというのは、サッカー好きの観光客にとって朗報だろう。しかし「これだけは特別なゲーム。フラリと足を伸ばすだけでは見られない」というビッグマッチもある。その最たる存在が「エル・クラシコ(EL Clasico)」。バルサとレアル・マドリッドの直接対決のことをさす。
スペインの地域性の強さは有名だ。「スペイン人はそれぞれが四方をばらばらに見ている」という言葉に象徴されるように、彼らは「自分たちはスペイン国民なんだ」という国家的統一感を持ちあわせていない。熱狂的なサッカーファンでもスペイン代表に興味を示す人は少ないから、代表戦はいつもガラガラ。バルセロナやマドリッドのような大都市では滅多に行われない。選手たちも士気が高まらないせいか、あれだけのタレントを擁しても、ワールドカップやユーロのような大舞台でいつも勝てないでいる。

カタルーニャにとっては歴史的遺恨を払拭する場

地域対立の激しいスペインにあって、特にライバル意識が強いのが、バルセロナを中核とするカタルーニャとマドリッドに代表されるカスティージャだ。カタルーニャはカスティージャに支配された歴史を持つ。フランコ大統領による独裁政治の時代には自治権を奪われ、言語の使用さえ禁じられた。その恨みは21世紀を迎えた今も根強い。「エル・クラシコ」はまさに両地域の代理戦争なのだ。
エル・クラシコが近づくと、スペインは国家を二分するほどの大騒ぎになるという。残念ながら私自身はこの異種独特の雰囲気を味わったことがないのだが、かつてバジャドリッドでプレーした元日本代表FW城彰二氏(現解説者)に体験談を聞いたことがある。

バルセロナが無法地帯に……

今年のレアル戦もカンプノウのスタンドが燃える 今年のレアル戦もカンプノウのスタンドが燃える

「エル・クラシコの前になると、この国の人間たちはおかしいと思うほど盛り上がるんです。試合の週に入るとテレビはその話題ばかり。僕は遠い町に住んでいたけど、試合当日は町を歩けないくらいの大騒ぎでした。バルセロナの町は想像を絶しますね。花火を上げ、クラクションを鳴らしまくって町中を走る車も後を絶たない。全警察官が取り締まろうとしても、どうにもならない『無法地帯』みたいになっていたようだから…」(城氏)
かつてバルサからレアルへ移籍したフィーゴ(現インテル)が、カンプノウで豚の頭を投げられる事件が起きた。フィーゴはプロとして新天地を求めたにすぎないが、バルサのサポーターにしてみれば「裏切り者」以外の何者でもない。欧州のサッカー場はしばしば手のつけられないような騒ぎが起きるが、エル・クラシコのピリピリ感は世界に類を見ないものなのだ。

エル・クラシコは12月23日、チケット入手法は……

ライトアップされたバルセロナの町。エル・クラシコの日は無法地帯を化す ライトアップされたバルセロナの町。エル・クラシコの日は無法地帯を化す

今季のカンプノウでのエル・クラシコは2007年12月23日。リーガエスパニョーラ第17節に設定されている。前半戦のラスト、しかもクリスマス休暇直前のゲームとあって、カンプノウが超満員に膨れ上がるのは間違いないだろう。昨季は最終節でタイトルをさらったレアルは今季もトップを走っている。バルサはアンリが調子を上げてきたが、まだレアルを捉えきれていない。2ヵ月後の決戦の時点ではどうなっているのか。両者を追い続けることもエル・クラシコを楽しむポイントだ。
「クリスマスの時期ならバルセロナへ行ける」という人も多いだろうが、やはり問題になるのはチケットだろう。通常、前売券はソシオ(年間シート保有者)で完売になる。となると、頼りになるのはダフ屋かチケットブローカーだが、高値が設定されるのは確実。
これは私自身の話だが、98年フランスワールドカップの時、決勝戦を見るため7万円払って知人からチケットを譲り受けたことがある。その時は痛かったが、後になってみればお金では買えない貴重な経験となった。そういう意味では、多少の大金を払ってでもエル・クラシコは見ておくべきかも。自分自身も今回こそは真面目に現地入りを検討しようと思う。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/10/16)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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