スペインの結婚式事情

スペインの結婚式は、市役所か教会で挙げる2通りが主にあります。地域により多少異なりますが、教会式の方が人気のようです。楽団の生演奏付き、100人以上の参列者、夕方からの式、など形式はさまざま。また、教会から新郎新婦が出るときに、投げられるのは花びらではなく、お米です。豊穣を意味するお米を投げることで、子宝に恵まれるように、という願いが込められています。観光客の方も、週末に教会を観光すると、新郎新婦を見かける機会もあるでしょう。そんなときは、「Felicidades(フェリシダデス)!」と声をかけてあげてくださいね。

世界遺産 ガウディ建築の教会で挙げるステキな結婚式 世界遺産 ガウディ建築の教会で挙げるステキな結婚式

世界遺産で挙げる結婚式に参列

私が友人の結婚式に参列したのは、アントニ・ガウディがつくった「コロニア・グエル教会」。バルセロナ市内からバスで20分ほど行った、サンタコロマ市にあります。彼が建築に携わったのは、教会地下礼拝堂のみですが、素晴しく美しい教会です。世界遺産にも登録されているので、普段は観光客もたくさん訪れます。大聖堂とは異なり、天井も低く、温かな雰囲気があります。家族や友人達が参列し、アットホームな式でした。最も印象的なのは、新婦がお父様と、バージンロードを歩いてくるシーン。世界遺産で挙式なんて、本当に素敵でした。

独身さよならパーティー

新郎新婦それぞれが、結婚式前(前週末や数週間前)に参加するのが「デスペディーダ・デ・ソルテロ/ラ(独身さよならパーティー)」。独身最後にハメを外して、友人達と楽しみます。企画は友人達がするので、主役の新郎が可笑しな格好をさせられて電車に乗っているのを見かけます。そして、朝まで飲み歩きます。新婦グループは男性ストリップショーに行くなど、女子会のノリそのものです。最近では、1泊2日で旅行に出かけ、乗馬したり、爽やかにハイキングするとか。もちろん夜は、飲み明かすパーティーがありますけどね。

結婚のお祝いはお金が一番?

結婚式にご祝儀を渡すのは、スペインも日本と同じです。一概に相場がいくらと言うのは難しいですが、少なくとも披露宴での自分の食事代は包みます。それ以外に結婚祝いの贈り物があります。新郎新婦が、新居に備えて「欲しいものリスト」を作り、参列者がその中から購入。友人同士で贈り物が重ならないようにします。最近では、結婚前に既に同棲しているカップルも多く新しい物は必要ないため、現金が喜ばれます。式の招待状の中に、銀行口座が書かれた紙が入っています。口座にご祝儀を振り込んでください、というもの。味気ない気がしますが、合理的ですね。