カップで飲むか、ガラスコップで飲むか

コーヒー大好きなスペイン人の、コーヒーの飲み方に対するこだわりは、コーヒーの濃さ、ミルクの量や温度だけではありません。ガラスのコップで「エン・バソ」飲むのか、あるいは陶器のカップで「エン・タサ」飲むのかこだわる人もいます。みんながカップで飲んでいるバルで、わざわざコップを指定して飲んでいるおじさんを見かけますが、バル側も嫌な顔をするわけでもなく、普通にそのオーダーを受けているのですよね。私もちょっと違いのわかるふりをしてコップで頼んでみることもありますが、正直、熱くて持ちにくいです(笑)。

スペイン人の果てしないコーヒーへの愛とこだわり(上級編) スペイン人の果てしないコーヒーへの愛とこだわり(上級編)

カフェインレスは機械か、インスタントか

どこのバルでもカフェでも、カフェインレス・コーヒーを頼むことができます。「デスカフェイナード」というのですが、ここでまたこだわり登場。エスプレッソマシンで抽出してもらうなら「デ・マキナ」、インスタントがよければ「デ・ソブレ」とオーダーします。インスタントの場合、お湯または「カフェ・コン・レチェ・デスカフェイナード・デ・ソブレ」なら、温かいミルクと一緒に袋に入ったインスタントコーヒーが出てくるので、自分で好きな濃さに入れて飲みます。

アイスコーヒーは自分で作る!?

基本的に、スペインにはメニューにアイスコーヒーはありません。でも、夏はテラスで冷たいコーヒーを飲みたいですよね。そんな時はどうするか。氷を頼みます。例えばアイスオーレが飲みたかったら「カフェ・コン・レチェ・コン・イエロ」と頼むと、通常の熱いカフェ・コン・レチェと一緒に氷の入ったグラスが出てきます。ガムシロップなどないので、甘くしたかったらまず熱いコーヒーに砂糖を溶かして、それから「えいやっ」とグラスに移すのです。ちなみにアイスティーは「テ・コン・イエロ」。仕組みはコーヒーと同じです。

お砂糖タップリ、気になる人は甘味料を

私はいつもコーヒーにはお砂糖を入れないのですが、甘党の国スペインではだいたい砂糖が2袋ついてきます。小さなカフェ・ソロにきちんと2袋分のお砂糖を入れて飲んでいるお年寄りを見ると、うへぇと思ってしまいます。どのカフェにも、砂糖のほかにダイエット甘味料「サカリーナ」が置いてあるので、気になる方はそちらをどうぞ。バルセロナの街歩きに疲れたら、テラスに座って一杯のコーヒーでひと息つきましょう。中のカウンターでエスプレッソマシンの音を聞きつつ、絵葉書を1枚書いてみるのもいいかもしれません。