スペインを代表するブランド、ロエベ

スペイン旅行の際に、スペイン王室もご用達のロエベでの買い物はいかがですか。上質な革製品は国内外のファンも多い老舗ブランドです。ロエベがバルセロナに店を立ち上げたのが、1910年のこと。時はバルセロナが、ガウディなどの活躍によってモデルニスモ芸術に花を咲かせていた時代でした。現在は、人々が最も行き交う目抜き通り、パセジダ・グラシア通りにあります。買い物を楽しんだ後は、建物にもご注目ください! まさにロエベが誕生した時代の建物に、ショップが入っているのです。

ロエベで買い物しながら、モデルニスモ時代へタイムスリップ ロエベで買い物しながら、モデルニスモ時代へタイムスリップ

今だからこそ行きたい、カサ・リェオ・モレラ

ショップが入っているのは、カサ・リェオ・モレラという建物の1階部分です。世界遺産のサンパウ病院やカタルーニャ音楽堂を設計した建築家でもある、ドメネク・イ・モンタネールによって設計されました。実は建物内部(2階以上)は、長い間一般公開はされず特別な時期のみでした。それが遂に2014年春から一般公開が始まったばかりなので、今が行き時!! あまり知られていない、世界遺産レベルのスポットです。ガイド付きで案内してくれますが、予約制なので事前にインターネットで申し込みましょう。

美しすぎる内部装飾を見ていると、タイムスリップしてしまう

建物内部で目を引くのは、柱や部屋に入る扉の上に3次元に飛び出た彫刻群。音楽堂と異なり、間近で見るとすごい迫力です。モデルニスモ時代に人気だった「サン・ジョルディ」の伝説をモチーフにした彫刻もありました。また、パステルカラーを使ったモザイク、植物の蔓を曲線で描いたタイル画、木の装飾など見所も豊富です。ゴージャスな内部装飾は、ずっと見ていても飽きさせません。モデルニスモ時代へタイムスリップしてした気分になるでしょう。

遊び心ある、デザインセンス

中に入らない方も、外観だけでも見てみましょう。1階部分はその後の市民戦争時に破壊されてしまいましたが、2階以上は当時のままです。バルコニーの細かな装飾には彼らしいセンスが光っています。私の好きな部分は、3階部分の窓の辺りです。当時の女性がモデルとなって、4人立っています。それぞれに蓄音機、電球、電話、カメラを持っているのです。当時発明された電気技術をバルコニーに飾るなんて、遊び心があって面白いと思いませんか。ロエベの買い物の後でも、買い物に興味のない人にもお勧めできるスポットです。