ヨーロッパで最初にチョコレートが流行した国

ヨーロッパでチョコレートの美味しい国といえば、まず思い浮かぶのはフランスやベルギー、それからスイスあたりでしょうか。でもみなさん、ヨーロッパでのチョコレートの発祥はスペインなのです。ヨーロッパ人で最初にカカオを見たのは、あの「新大陸発見(本当は“カリブの島に到達”ですが)」のコロンブスです。コロンブスは一応スペインにカカオ豆を持ち帰りますが、みんなカカオの価値がわからず、興味を示しませんでした。その後、アステカ王国を征服したスペイン人コルテスが、アステカ王にチョコレート飲料を振舞われ、『これはいける!!』と思ったのでしょう、スペインに大量のカカオを持ち込みます。これが大当たりし、スペイン王室や貴族の間でチョコレートの飲み物が大流行しました。

ほっと一息、おいしいチョコラテを飲みにバルセロナのチョコレート博物館へ ほっと一息、おいしいチョコラテを飲みにバルセロナのチョコレート博物館へ

入場チケットもチョコレート!!

バルセロナの街を散策すると、チョコレートのお店が多いことに気づくでしょう。19世紀から続く老舗もあれば、「カカオサンパカ」のような王室御用達の有名店もあります。そしてなんと、チョコレート博物館まであるんです。この博物館は、バルセロナの菓子職人の組合によって運営されています。受付は、博物館というよりはチョコレートショップ。オリジナルのチョコレートが見目麗しくウィンドウに並んでいます。ここで入場料を払ってチケットをもらうと、なんとチケットがチョコレートです。これは嬉しいですね。展示室に入ると、アステカ王国では薬として摂られ、貨幣として使われていたカカオが、ヨーロッパで嗜好品として普及していく歴史が展示されています。

さすが、併設カフェのチョコラテがおいしい!!

歴史や製造過程の真面目な展示よりも、この博物館の見どころは、チョコレートで作られたオブジェの数々。バルセロナの見どころであるサグラダファミリアやグエル公園のドラゴン、FCバルセロナのスター選手メッシの像などがずらりと並んでいます。ここなら子供連れのファミリーも楽しめるでしょう。展示室を出たら、カフェのコーナーでスペイン風チョコレートドリンク「チョコラテ」を飲んで一息つきましょう。とろりと滑らかで甘さ控えめ。チョコラテにはけっこう当たり外れがありますが、ここのはかなり美味しく、私も近くを通ったらチョコラテだけ飲みに入ることがあります。ついでにお土産のチョコレートや雑貨もゲットできますよ。ピカソ美術館からも近いし、甘いもの好きな人におすすめです。