無料の日には、すぐには入場できないピカソ美術館

バルセロナで行列必至の見どころのひとつ、ピカソ美術館。夏のハイシーズン中は、いつも入場待ちの長い行列ができます。中でも毎週日曜日の15時以降と、毎月第1日曜日は終日が入場無料となるため、これらの時間は特に混雑します。ここで注意しなければならない点がひとつ。無料の時間は、美術館に行ったらすぐに入場できるわけではありません。無料でも窓口に並んで、チケットをもらいます。入場する人数が制限されるため、入場できる時間も指定されます。混んでいるときは、入場が30分後、1時間後になる場合もあります。

ピカソ美術館の待ち時間におすすめ。バルセロナの穴場ミュージアム「世界の文化博物館」 ピカソ美術館の待ち時間におすすめ。バルセロナの穴場ミュージアム「世界の文化博物館」

真向かいにある「世界の文化博物館」に入ってみよう

無料チケットを窓口でもらってから入場まで時間がある場合、どこか近くのカフェやバルで一息入れてもいいですが、もうひとつおすすめがあります。それは、ピカソ美術館の真向かいにある「世界の文化博物館Museu de Cultures del Mon」で時間を過ごすことです。こちらの博物館もピカソ美術館と同様に、毎週日曜日の15時以降と、毎月第1日曜日は終日が入場無料となるのですが、ピカソ美術館ほど混雑せず、すぐに入場できます。それほど大きなミュージアムではないので、1時間ほどあればひと通り見てまわることができるでしょう。

世界の民俗や文化を伝える新しいミュージアム

世界の文化博物館は、2014年にオープンしたばかりの新しいミュージアムです。前身は、「バルビエ・ミュエイェ・プレコロンビア美術博物館」で、中南米のプレコロンビア時代の陶器や彫刻を展示していました。小さいけどなかなか充実した展示だったので、突然閉館してしまってわたしも残念に思っていたのです。この新しいミュージアムは、中南米に限定せず、アフリカやアジア、オセアニアなど、世界中の民俗や文化、芸術に関する幅広い展示物を揃えており、わずかですが日本についての展示もあります。

中世ヨーロッパのお屋敷とプリミティブな展示物の融合

ここでは、ピカソ美術館と同じように、14世紀に建てられたお屋敷を利用した建物も、見どころのひとつです。中世の美しい木造の天井や壁、アーチがそのまま使われた空間に、アフリカやオセアニアなどのプリミティブなお面や人形などが並んでいて、なんとも不思議な空間です。バルセロナらしいミュージアムとはいえないかもしれませんが、ピカソやミロの作品に繋がっていくような、世界中のユニークな芸術品が揃っています。ピカソ美術館の入場待ちの時間潰しに入るといったらもったいないくらい、見ごたえのある展示内容なのです。ただしじっくり見過ぎて、ピカソ美術館の入館時間に遅れないようにしてくださいね。