海沿いの街ならではの魚介中心の市場

スペインのアンダルシア地方の町カディスに来たら、絶対訪れたいスポットが中央市場です。旧市街のほぼ中央から南に位置し、カディス大聖堂や街を一望できるタビラの塔などが近くにあります。他の街の市場と違うのは、魚介類がとても豊富なこと。新鮮な野菜や肉もグラム単位で購入できますが、圧倒的に店舗数が多いのがシーフードです。どの魚屋もエビ、イカ、アサリ、シャケなど同じような種類の海を取り扱っていますが、微妙に値段が違うのがポイントです。なにより陽気な漁師さんとの会話が楽しいので、話してみても楽しいですね。市場は10分も歩けば一周できるほどコンパクトなつくり。まずは一通り市場を見てから、安くて新鮮な海鮮を入手するのがおすすめです。

市場の中央には、魚介コーナーがずらり。 市場の中央には、魚介コーナーがずらり。

コスパ抜群のバルが併設

市場に併設されているバルでは、格安でビールやワインが飲めるだけでなく、市場で入手した食材を使ってその場で調理したタパス(おつまみ)が豊富に楽しめます。バルセロナなどの都市でビールを頼むと、250mlで大体2ユーロほどしますが、カディスでは500mlで2ユーロ。タパスは、スペインの伝統料理トルティーヤやオリーブの塩漬けなどはもちろん、カディスで水揚げされた魚を使った寿司もあります。魚介類がおいしいのもカディス中央市場の特徴ですが、なによりもおすすめなのは、海辺の街ののんびりとした雰囲気。アンダルシア地方のバレンシアからカディスにかけて、その間にある都市を経由しながら南下してきましたが、カディスは最も穏やかな人の営みを感じられる街。その市場にあるバルは、独特のゆる〜い雰囲気のなかで、おいしいタパスに舌鼓を打てるのです。

スーパーが併設されていて便利

市場を正面から出ると、左手にはスーパーマーケットも。市場では購入できない既製品や乳製品などを入手すれば、宿で調理するのも可能です。スペインで食べた料理のなかで一番おいしかったのは、この市場で購入したアサリ。外食するのも旅の楽しみのひとつですが、新鮮な食材を入手して自分で調理するのも印象的な旅の思い出になることでしょう。

魚介だけでなく、新鮮な野菜も豊富。 魚介だけでなく、新鮮な野菜も豊富。