page top

出発エリアをに変更しました。

海外旅行の検索・比較サイト|エイビーロード
AB-ROAD
スペイン・コルドバ・サッカー観戦の現地ガイド記事
RSS

海外現地発ガイド通信

世界遺産「メスキータ」の町・コルドバでリーガエスパニョーラ2部のサッカーを観る


掲載日:2008/02/20 テーマ:サッカー観戦 行き先: スペイン / コルドバ

タグ: すごい! サッカー スタジアム 寺院 世界遺産


「コスタ・デル・ソル」の代表的な町・マルベージャから北上してコルドバへ

コルドバのホームスタジアム「エル・アルカンヘル」の外観 コルドバのホームスタジアム「エル・アルカンヘル」の外観

バルセロナ、マジョルカ、バレンシアと地中海沿岸を南下してきたスペイン編。このままコスタ・デル・ソル(太陽の海岸)を西に向かい、マルベージャをやや北へ行ったところにある町・コルドバへ行くことにする。
実は2001年4月にマルベージャへ行ったことがある。トルシエ監督が率いていた日本代表がコルドバでのスペイン代表戦に挑むに当たり、ここで直前合宿をやったからだ。コスタ・デル・ソルの代表的な町であるマルベージャは冬も温暖で、1月の中断期間にはドイツやオランダなどの強豪クラブがキャンプを張ることが多い。日本代表がトレーニングしたグランドも青々とした芝生が整備され、快適な環境が揃っていた。もし時間があれば、ぜひ立ち寄ってみてほしいリゾート地だ。

「エル・アルカンヘル」で、2001年4月の日本対スペイン戦の足跡を辿る

2001年の日本代表対スペイン代表戦での選手整列 2001年の日本代表対スペイン代表戦での選手整列

ここから車で約1時間ほど北上したところにコルドバがある。ここに本拠を置くリーガエスパニョーラ2部A(22チームが戦う)に所属するクラブ「コルドバCF」のホームスタジアム「エル・アルカンヘル(El Arcangel=収容人数約1万4000人)」で、日本はスペインに挑んだ。当時のトルシエジャパンは中田英寿や稲本潤一(フランクフルト)、高原直泰(浦和)、森岡隆三(京都)らが軸をなすチーム。彼らは1ヶ月前にフランス代表に0−5で大敗し、衝撃を受けたばかりだった。そんな苦境にもかかわらず、ラウル・ゴンサレス(レアル・マドリッド)らスター選手を擁するスペインに善戦した。ラストの時間帯にミスから失点し、0−1で敗れはしたが、2002年日韓ワールドカップへの自信を取り戻すきっかけをつかんだ。日本がスペインと戦ったのは、後にも先にもあの1回しかない。そういう意味でもコルドバは歴史的な土地なのだ。

コルドバといえば「メスキータ」。イスラム文化に触れるのはサッカー観戦以上に重要

コルドバにある世界遺産「メスキータ」の天井 コルドバにある世界遺産「メスキータ」の天井

この町を簡単に紹介すると、アンダルシア州コルドバ県の県都で、人口は32万人。グアダルキビール川に面することで知られる。711年にはイスラム教徒に征服された歴史を持ち、756年に成立した後ウマイヤ朝はコルドバを首都にした。その象徴がメスキータ(モスク)である。当時はトレドと並んで西方イスラム文化の中心地として発展し、10世紀には世界最大の人口を持つ都市に発展した。13世紀にはイスラム勢力がイベリア半島から締め出され、メスキータもカトリック教会に改装されたが、イスラム寺院だった頃の面影は天井の紋様やミナレット(尖塔)からもしっかりと伺える。このメスキータと周囲のユダヤ人街を含む「コルドバ歴史地区」は世界遺産にも登録されている。これは価値がある。サッカー観戦以上に重視すべきものかもしれない。

リーガ2部Aのサッカーレベルを教えてくれるコルドバのサッカー

メスキータのミナレット(尖塔)。これを目印に歩けばいい メスキータのミナレット(尖塔)。これを目印に歩けばいい

さて、本題の方だが、この町のクラブ「コルドバCF」は前述の通り、リーガ2部に所属する。発足は1954年と新しい。1964−65シーズンにリーガ1部で5位になったのが最高成績だが、その後は2部A〜Bを行ったり来たりしている。07−08シーズンも2月中旬現在で2部Aの15位。降格ゾーンの19位以下にかなり近づいている。クラブとしては2部Bへの降格は何としても避けたいところだろう。ここから先の終盤戦は、1戦1戦が重要になってくる
といっても、リーガ2部は決してレベルが低くない。今季はかつてUEFAチャンピオンズリーグの常連だったセルタやレアル・ソシエダなども所属しており、想像よりハイレベルな戦いが繰り広げられているという。もちろんスペイン独特の小気味いいパス回しや創造性あふれる攻撃も健在だ。2部ならバルセロナやレアル・マドリッドのようにソシオ(クラブ会員)でなければチケットを買えないということもない。一度のぞいてみるのもいいアイディアではないか(スケジュールはhttp://www.marca.com/futbol/calendario_0708/2a_vuelta.htmlを参照)。

4月27日、福田健二のいるラスパルマス戦は日本人ファンにとって狙い目!

マルベージャにあるオレンジ広場。冬でも青空が広がり、温暖なため、多くの人が訪れる マルベージャにあるオレンジ広場。冬でも青空が広がり、温暖なため、多くの人が訪れる

しかも現在のリーガ2部Aには、元日本代表FW福田健二がプレーするラスパルマスもいる。ラスパルマスは目下17位で、コルドバとは今後、激しい降格レースを展開するだろう。そのラスパルマスとのゲームが4月27日(第35節)、コルドバで観ることができる。その時期は降格争いの最終局面に突入している頃。両者の戦いはヒートアップするに違いない。4月末なら気候的も爽やかで、旅行にはいい時期である。メスキータ観光を兼ねて、リーガ2部のビッグマッチを見るというのは、かなり面白い趣向といえる。
コルドバではごく稀に代表戦も行われる。地域性の強いスペインではクラブに比べて代表人気が著しく低い。このためスペインサッカー協会は地方の小さなスタジアムで国際Aマッチを行っている。2001年の日本代表戦などはまさに好例だ。今後も同じようなケースがあるだろう。fifa.comを見れば、数ヶ月先の代表戦スケジュールが出ているので、それを見ながらコルドバ訪問を計画するのも一案だ。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/02/20)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて

 

キーワードで記事検索

検索