朝食とおやつの定番チュロス

スペインのスイーツといえばチュロス。トロッと濃厚なホットチョコレート”チョコラーテ”に浸して食べる、朝ご飯やおやつの定番として知られています。バルセロナのチュロスは細い星型で絞り、Uの字に絞った端と端がひっついた形が一般的です。バルセロナでは、旧市街のランブラス通り周辺にあるグランハと呼ばれる甘味処で食べることができますが、あまり遅い時間に行くと売り切れてしまっていることもあります。私も、日本から来た友人を連れて夜8時くらいに行ったら「こんな時間にチュロスはないよ」と言われたことがありました。

スペインいちおいしいかも!? グラナダでローカルに大人気の激うまチュロス スペインいちおいしいかも!? グラナダでローカルに大人気の激うまチュロス

飲んだ後にはチュロスで締める

マドリードやアンダルシアに行くと、夜でもチュロス屋は大にぎわいです。チュロスの専門の店をチョコラテリアまたはチュレリアといいます。日本人が飲んだ後にラーメンで締めるように、スペイン人はバルで飲んだ後にチュロスで締めるんです。また、スペインのクラブやディスコテカ(ディスコ)はだいたい午前3時くらいから朝までが一番盛り上がるのですが、みんな夜通し遊んだ後、徹夜明けにチュロスを食べるんですね。マドリードのマジョール広場近くにあるチュロスの老舗「サン・ヒネス」は、そんなニーズに応えてなんと24時間オープンしています。

アンダルシアの極太チュロス「ポラス」

マドリードのチュロスも細い星型ですが、こちらはバルセロナのようなUの字ではなく、まっすぐのものが一般的です。また、アンダルシアでは細い星型のチュロスだけでなく、直径2〜3くらいの「ポラス」がよく食べられます。細いチュロスは表面がカリッとしていて中はもっちりした食感ですが、同じ種から作られるポラスはもっと柔らかくて、香港や台湾で朝食にお粥と一緒に食べる揚げパン「油条」によく似ています。さて、細い星型チュロスをこれまで食べてきた私、実はそれほどすごく美味しいと思ったことがなかったのです。ところが、先日グラナダで食べたポラスのあまりの美味しさに、ノックアウトされてしまったのでした。

感動のおいしさ!グラナダの名店のポラス

夜8時過ぎ、同行の友人のチュロスが食べたいとのリクエストに、飲んでいたバルのおじさんに美味しいチュロス屋はないか聞いてみました。おじさんが教えてくれたのは、ビブランブラ広場に面した「チュレリア・アルハンブラChurreria Alhambra」。中は地元の人たちで満員です。ここでチュロスを頼むと出てくるのは太いポラスなのですが、これが美味しいのなんの!! 噛みしめると小麦の匂いがふんわりと鼻を抜け、さくさくと油っぽくなく、滑らかなチョコラーテとのハーモニーは、陳腐な表現ですが絶品でした。今のところ、私のベスト・オブ・チュロスの暫定一位です。みなさんもグラナダを訪れたら足を運んでみてください。ほんっとうに美味しいですよ!!