イスラムの香りがするスペインの町

スペイン南の町グラナダは、ヨーロッパとアラブの香りが混在した不思議な場所です。800年もの間イベリア半島に侵入していたイスラム教徒をキリスト教徒が追い出し、国土を取り戻したのは今から500年前。歴史的にも大きな意味がある場所です。今現在でも、世界遺産アルハンブラ宮殿を訪れると、イスラム教徒の文化の繁栄を目にすることができます。グラナダの町の魅力は、ヨーロッパにいながらアラブな雰囲気を味わえることも一つではないでしょうか。市場やアラブ通りを歩くと、それはスペイン国内のそれとは異なるのですから。

エキゾチックの香りがぷんぷん、グラナダのイスラムな市場 エキゾチックの香りがぷんぷん、グラナダのイスラムな市場

イスラム時代の市場跡は今でもアラブな場所

国土回復(レコンキスタ)後に建てられた、カテドラルのある地区を歩いてみましょう。その裏道にアルカイセリアがあります。イスラム時代に市場のあった場所で、細い道が縦に伸びています。モロッコのメディナを彷彿とさせるその雰囲気に誘われ、中へと足を進めてしまいます。現在はその両側には、ところ狭しと主にスペインの土産屋が並んでいますが、建物がアラブの外観をしています。アラブ雑貨屋も置いてあるので、ぶらぶら歩きに楽しいです。

モロッコのような交渉制ではなく

アラブ雑貨の市場といったら、現在はアルカイセリアよりカルデレリア・ヌエバ通りです。カテドラル北側からアルバイシン地区へと入っていく一本道。細い坂道の両側にはアラブ系のレストランやテテリア(お茶が飲めるアラブの喫茶店)、雑貨屋が多く並んでいます。モロッコまで渡らなくてもアラブな雑貨が豊富です。そこでエキゾチックな柄のスカーフを見つけました。モロッコと違う点は、ここはスペインだからでしょうか?交渉制ではなく、価格が表示されているので安心でした。土産になりそうな物もたくさん売っていました。

アラブな町に欠かせないミントティー

私はその通りのテテリアに入って、ミントティーを飲みながらまったり過ごすのが好きでした。水タバコを吸ったり、ティーポットのお茶をゆっくり飲みながら、みんな友人達とくつろいでいました。テーブル席も座敷のような、靴を脱いで絨毯に座るアラブ式もありました。そこはもうヨーロッパにいながら、アラビアンな世界です。アラブの甘い菓子をつまみながらのティータイムを満喫したら、あなたも病みつきになって通ってしまうかもしれませんよ。