スペインでシェリー酒と言っても通じない?

海外旅行の際は、飲み慣れたビールばかり飲まずに、地元ならではの洋酒もいただきたいものです。私の住むスペインは、ここが発祥という酒も多く、高品質なのに価格も安いのがうれしいですね。そんなスペインから紹介するのは、シェリー酒。この酒が生まれたのはスペイン南のヘレスで、ここで生産されたものしかシェリーとは呼べない、という生産地が重要な酒です。地元の人は英語読みのシェリー酒とは言いません。バルへ行ったら、「ヘレスのワインある?」と聞きましょう。シェリーは白ワインの一種なのです。

シェリー酒の町、ヘレスで酔払ってしまった話 シェリー酒の町、ヘレスで酔払ってしまった話

へレスのボデガの陽気なおじさん

ヘレス・デ・フロンテーラを訪れたのは3年前。駅から中心地への道には、シェリー酒の樽や地元メーカーの看板ばかり。さすがシェリー酒の町です。町を散策しているだけで、小さなボデガ(酒造)がたくさんありました。ワインボトルを持ち寄れば、小売販売もしてくれます。店主にボデガの中を見せてほしいと頼むと、快諾してくれました。私達が写真を撮っていると「何て写真を撮ってるんだ!」と言われてしまいました。すると彼は、樽に両足をかけてポーズをとり、「こうだよ!」と笑わせてくれます。南スペインの人らしい、とてもフレンドリーな店主でした。

つまみにはコレが一番合う!

中心地のバルへシェリー酒を飲みに行くと、まだ昼前だったので、みんな食事前に軽くつまんで飲んでいました。ビール派もいますが、シェリー酒を飲んでいる人もいました。ヘレスの名物「トルティーヤ・カマロネス(小エビの掻き揚げ)」とシェリー酒を注文すると、どこのがいい?と銘柄を聞かれました。さすが地元はこだわりの客が多いようです。詳しくないので辛口を注文し、銘柄はウェイター任せにしました。グラス1杯でしたが、ほどよく酔っ払ってしまいました。実はシェリー酒のアルコール度数は20度近くあり、通常のワインより高いのです!

アンダルシアの祭りには欠かせないシェリー酒

シェリー酒は、甘口から辛口まで味に幅がある酒です。辛口なら料理とも合うので、食事と一緒にいただけます。甘口なら食後酒として、デザートと一緒にいただく人もいます。アルコール度数が高いと言いましたが、スプライトのような発泡ジュースと割って飲む人もいます。それは、まさにアンダルシアで春に行わるフェリアの祭りの際の、定番ドリンクでもあります。アルコールに強くない方は、祭り時に限らず、Gaseosa(ガセオッサ)も一緒に頼んで、自分で割って飲みましょう。