古代ローマ時代からの歴史を持つ都市レオン

中世にはレオン王国の首都として栄えたレオンは、古代ローマ時代の紀元前1世紀からの歴史を持つ都市です。サンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路の拠点のひとつとしても知られますが、活気のある市街地には中世から現代までの様々な建築物があり、夏季にはそれらを見に多くの観光客で賑わいます。ですので「建築好き」な方には特におすすめの観光地。マドリードから高速列車を使って3時間強で行けるため、日帰り観光も可能です。今回はそんなレオンの、特に見逃せない観光スポットをご紹介します。

ボティネス邸外観。手前のベンチの左端に座っているのがガウディの銅像 ボティネス邸外観。手前のベンチの左端に座っているのがガウディの銅像

美しすぎるステンドグラスが見られるレオン大聖堂

レオンで一番の観光スポットと言えば、なんと言っても市街地の中心にある大聖堂です。13世紀にフランス風のゴシック様式で造られたレオン大聖堂は、ブルゴス大聖堂と並びスペイン国内でもっとも“洗練された”ゴシック様式の教会のひとつとされています。そんなレオン大聖堂の見どころはスペイン随一と言われるステンドグラス。教会内の上壁部全体にびっしりと敷き詰められたステンドグラスは、驚くほど繊細に、かつ鮮やかに作られており、身廊の長椅子に座っていると時間を忘れて見入ってしまいます。地上から離れた高い位置にあるので、細部までじっくり楽しみたい方はオペラグラスを持っていかれるといいでしょう。レオン大聖堂以外では、天井画で人気のサン・イシドロ教会などもおすすめです。

ガウディの銅像と一緒に写真も撮れるボティネス邸

カタルーニャ出身のガウディの建築物は、サグラダ・ファミリアをはじめグエル公園やカサ・バトリョなどバルセロナに集中しています。それ以外の地域で見られる数少ない作品のうち、レオン県にあるのが「ボティネス邸」と「アストルガ司教館」です。特にレオン市街中心地にあるボティネス邸は観光もしやすくおすすめのスポット。ネオゴシック様式の影響を強く受けた初期の作品で、「曲線美」のイメージがあるガウディ建築からするとやや意外な外観ですが、実物を眺めてみればやはりどこかに「ガウディらしさ」を感じられると思います。現在は銀行として使われており残念ながら内部を見学することはできないものの、ボティネス邸前の広場にはベンチに“座っている”ガウディの銅像があり、記念撮影のスポットとしてもおすすめです。レオン観光の際はぜひ立ち寄ってみてください!