マドリードの新名所「サン・ミゲル市場」

マドリードの旧市街の中心地マヨール広場は、16世紀末から17世紀にかけて建設された美しい広場で、いつも市民とツーリストでにぎわっています。このマヨール広場のクチジェロスのアーチを出て右手に折れると、『サン・ミゲル市場』があります。元は生鮮食料品を売る公営市場でしたが、私がマドリードに住んでいた3年間はちょうど改築工事中で閉まっていました。2009年に新しく生まれ変わって再オープンした直後は、その華やかな変貌ぶりにマドリードっ子たちの話題を集め、今では旅行者に大人気のスポットとなっています。

ショッピングもグルメも一度に楽しめます!! マドリードの「サン・ミゲル市場」 ショッピングもグルメも一度に楽しめます!! マドリードの「サン・ミゲル市場」

スペインらしからぬオシャレな市場

リニューアルしたガラス張りの市場は、外からも中の様子がうかがえますが、一歩足を踏み入れると、明るく清潔な建物の中は色とりどりの季節の果物や野菜、日本ではまだあまり知られていない数多くの種類のチーズや、天井から吊るされた生ハムやチョリソ、そして新鮮なシーフードといったスペイングルメで溢れています。ドライフルーツやナッツ類、チョコレートなどのお菓子もあって、どの店のディスプレイも非常に凝っていて美しくフォトジェニック。スペインにもこんなあか抜けた市場ができたのかと、実際に行ってみて私もびっくりしました。

市場全体がひとつの「バル」

サン・ミゲル市場最大の特徴は、市場自体が大きな『バル』になっているということです。量り売りであれこれちょっとずつ買って、市場の中心部にテーブルと椅子が置かれたフリースペースで食べることができます。カウンターのあるショップも多く、ほかの店で買ったものを持って行ってそこで食べてもOK。だから生ハムとチーズ、コロッケやオリーブの漬物といったおつまみを買ってから、ワインの店のカウンターでワインと一緒にそのおつまみを食べることもできるんです。締めのチュロスとチョコラテもちゃんとありますよ。

飲んで食べたらお買い物も

マドリードに行ったらバルに行ってみたいという人は多いでしょう。でも「路地歩きは治安が心配」とか「どこで何をどんなふうにオーダーしていいかわからない」といった不安もあると思います。その点、ここなら1か所で一通りのスペイングルメを味わうことができるし、きれいで明るいので安心して楽しむことができておすすめです。もちろん市場ですから買い物もできます。チーズやチョコレートなどは量り売りでいろいろな種類を買ってお土産にしてもいいですね。マドリードの“旨いもの横丁”サン・ミゲル市場で、グルメとショッピングを大いに楽しんでください。