ヨーロッパを旅するには鉄道が一番!

ヨーロッパを旅するのに、バス、鉄道、飛行機とありますが、なんといっても鉄道が一番いいなと気に入っています。鉄道は、わりと小さな町でも、町の中心地に停まります。鉄道駅と町とが一体化して、町造りが行われたからです。バスだと高速道路を使って、郊外を走ることが多いので、町と町との関係や町の様子も見えないことが多いのです。飛行機ではもっとそのことが顕著で、LCC(格安航空会社)の台頭で、低価格で、しかも速く移動できるようになっていますが、旅行でヨーロッパを訪れた身としては、じっくり地面を這うように風景を楽しみたいものです。ところが鉄道を使うと、やはり旅行費用がかさみます。バスの3倍くらいは覚悟しておいた方がいいでしょう。その代わり、鉄道駅は各都市の地下鉄や市バスとも連結しており、また鉄道駅そのものに歴史と風格があるので、行くだけで楽しくなります。

マドリッド・アトーチャ駅構内。緑がきれい マドリッド・アトーチャ駅構内。緑がきれい

ヨーロッパの鉄道は、様々な割引制度がある

鉄道を使って、ヨーロッパを周遊するような旅を計画される時は、日本でユーロパスを購入するのが断然お得です。フレキシータイプは、定められた期間で、購入した乗車日数分を利用できるもの。毎日移動を考えている場合は、定められた期間、毎日使える通用日連続タイプがいいでしょう。ただしユーロパスだけでは乗車できないタイプの列車もあります。ドーバー海峡を横断するユーロスターやフランスのTGVなど座席指定必須の高速列車や、ヨーロッパを横断するエルプソスなど座席または寝台指定必須の夜行列車です。追加料金が必要になります。そこまで鉄道には乗らないけれど、鉄道に乗ってみたい方は、各種割引制度を頭に入れておいた方がいいでしょう。早期、往復、シニア、ユースなど、時には半額程度で乗れることもあるのです。

スペイン鉄道Renfe スペイン鉄道Renfe

座席指定の考え方が違うので…

日本からでもヨーロッパの鉄道予約は可能です。http://www.raileurope-japan.com/train-tickets/journey-insights/article/london-paris
そしていざ乗ってみると、日本とは違った習慣に、戸惑うことがあります。自分の指定座席に堂々と、別の人が座っていたりするのです。ちょっとカチンときて「そこはわたしの席ですが」と言ってしまいがちです。ところがヨーロッパでは「他の席が空いているじゃないか」と言われることがあります。全席指定の場合、全員が座れるのだから、どこに座ろうが気にすることはないという考え方なのです。また指定席区間と自由席区間というのがあって、区間によって自由席の場合もあるのです。こんな時はこちらの理解不足です。ですから座席指定で自分の席に誰かが座っていても、黙って別の席に座る。それがヨーロッパ流の作法なのですね。

素晴らしい建築のトレド駅 素晴らしい建築のトレド駅