現地発のツアーをうまく利用しよう

みなさんは旅先で現地発のツアーに参加したことがありますか? 観光付きのグループ旅行以外は、自分で毎日の観光の計画を立てなければなりません。自由に時間を使えるメリットもありますが、『この日はなにをしようかなあ』と悩むこともあります。そんなときは現地ツアーに参加してみてはいかがでしょうか。現地の旅行会社や観光案内所などが催行するツアーには面白いものがけっこうあるんですよね。自分だけでは行きにくい場所にガイド付きで行けたり、料理やダンスなど体験教室に参加することもできます。所要3時間くらいの短いツアーから一日ツアーまで、ボリュームも様々。現地ツアーをうまく使ってひと味違った旅を演出しましょう。

アンダルシアの田舎村にある、大人気食堂のおばあちゃんのレシピは勘が勝負!(前編) アンダルシアの田舎村にある、大人気食堂のおばあちゃんのレシピは勘が勝負!(前編)

マラガ近郊の日本人宿が催行するユニークなツアー

私が今回参加したのは、『アンダルシアの田舎村にある超人気レストランのおばあちゃんの料理教室』です。マラガ近郊にあるビーチリゾート、トレモリーノスにある日本人経営の宿「ホテル・ルナ・ブランカ」のサイトで見つけました。私は友人と4人で申し込みましたが、一人でも催行してくれるそうです。トレモリーノスのホテルから、ホテルのスタッフが運転する車で約1時間、カラトラカCarratracaという山間の小さな村に着きました。この村には温泉が湧いていて、湯治場として知られています。最近では一般の人も利用できる高級スパ施設ができて、なかなかの人気なのだそうです。

小さな村の超人気レストラン、主は82歳のおばあちゃん!!

私たちがお邪魔するレストランは、そのスパリゾートの真向かいにありました。到着したのは11時半。キッチンに入ると、本日の師匠、ぺパおばあさんが仕込みの真っ最中です。本来このツアーは混み合う週末は催行されないのですが、今日は特別に受け入れてもらったとのこと。小さな田舎レストランですが、なんとこの日のランチだけで150人の予約が入っているのだそうです。わざわざ大都会マラガから、ぺパおばあさんの料理を求めてこんな田舎(失礼)のレストランにやってくるとは驚きです。女主人のぺパおばあさんは、御年なんと82歳。ここに自分の店を開いて50年になるのだそうです。

見るものすべてが面白い宝箱のような厨房

キッチンは思ったよりこじんまりとしていて、ここで150人分の料理が作られるとは信じ難いくらい。ぺパおばあさんは椅子に座って野菜を切っています。テーブルの反対側では、お婿さんが付け合わせのフライドポテト用の山のようなジャガイモの皮をひたすら剥いていました。すでに巨大な鍋やフライパンがいくつかコンロの火にかけられていて、実際の調理は主に娘さんが担当しているようでした。私たちは見るものすべてが興味深く、鍋のふたを開けて中を覗いたり、隣の食料保存部屋を見せてもらったり。宝箱を開けた時のようにワクワクが止まりません。(後編に続く)