南スペインにある穴場の観光スポット

スペイン南、マラガからバスで約1時間の所にあるビーチリゾートの町ネルハ。この町一番の人気スポットは、地中海ビーチに他なりません。コスタ・デル・ソルと呼ばれるこの周辺のビーチは、初夏から秋まで多くの観光客や地元の人でにぎわいを見せます。私がこの地を訪れたのは春だったので、海へ行くには時期尚早。しかしながら、この町には私の予想を超える、すごいものがありました。夏のビーチリゾートで行く方にも、おすすめできる立ち寄りスポット。それが、ネルハの洞窟です。

昔人類が住んでいたという、リゾート地ネルハの巨大洞窟 昔人類が住んでいたという、リゾート地ネルハの巨大洞窟

解説付きツアーに参加すると、さらに面白い

洞窟内は広大な敷地で、3つのゾーンに分かれています。一般に見学できるコースはそのうちの1か所だけですが、急いで見学しても所要時間1時間ほどかかりました。自由に見たり、フラッシュ無しの写真撮影も制限がありません。私は一般チケットを購入して入りましたが、ガイド付きのグループ見学もあります。始めにビデオを見てから団体で入り、オーディオガイドで洞窟の詳しい解説を聞きながら回ります。他には、地元の俳優ミゲル・フォーベンと一緒に回るツアーもあるとか。興味のある方は時間を問い合わせてから行きましょう。

ロマンティックな雰囲気でコンサートを楽しむ

洞窟内のコースを歩いているだけで、巨大な鍾乳石が次から次へと現れるので、とても迫力がありました。見て回るだけでも面白いのですが、イベントに参加するもおすすめです。洞窟の調査が始まった1960年から、洞窟内で音楽コンサートやバレエなどの催し物が行われています。洞窟内なら音の響き方も、一般のコンサートホールとは一味違った音楽鑑賞が楽しめますよ。薄明かりの中で行われるので、雰囲気も幻想的です。イベントは基本的には夏の週末に行われるので、事前にスケジュールのチェックをお忘れなく!

遥か昔には、人類も住んでいた洞窟

この洞窟が考古学発掘チームにより、本格的に発掘されたのは1960年代のこと。そして鍾乳石の素晴らしさだけでなく、先史時代や旧石器時代にここに人類が住んでいた痕跡も発見されました。洞窟内部の壁には、先史時代に描かれた589のモチーフが発見されています。さらに調査によると、その壁画の年代は今から2万年前と、1万2千年前の2つのグループに大きく分けることができます。今歩いている洞窟内で、人類の祖先が暮らしていたかと思うと衝撃を受けずにはいられませんでした。(後編へ続く)