海に入るにはまだ早い。そんな季節に訪れたら?

南スペインにある白い村ミハスへ行くために拠点の町として経由される、フエンヒローラ。ビーチリゾートの町としても知られています。今回は、水温の低い4月に訪れたので、ビーチではなく町を観光することにしました。マラガから鉄道の近郊線で西へ向かい、終点がフエンヒローナになります。所要時間は50分ほどで、途中にはマラガ空港駅やリゾート地トリモレーノスを通ります。バスでも行けますが、所要時間の短い電車がおすすめです。

フエンヒローラの海岸沿いは、ヤシの木の遊歩道。 フエンヒローラの海岸沿いは、ヤシの木の遊歩道。

ビーチ・リゾート地なのに、ローマ遺跡がある!

今回の旅行は滞在が短かったので、市バスではなく観光用のミニ・トレンに乗ってみることにしました。ミニ・トレンとは、遊園地などで見かける小さい子供向けの汽車のような乗り物で、ガラスのないオープン窓から景色が楽しめるようになっています。最近ヨーロッパの中規模都市、観光地でよく見かけます。一般道路をゆっくり走行し、観光スポットへ案内してくれるので便利です。まずは、ビーチの停留所を東へ進み、最初の停留所はローマ遺跡前。この町は歴史上、フェニキア人、ローマ人、アラブ人と支配者を変えてきた土地ですが、今日まで残る歴史スポットはわずか。この遺跡は、1世紀から5世紀にかけて建造されたローマ時代の風呂や陶器工場の跡が見られるから貴重です。

この町が盛り上がるのは、フェリアの時期

続いて次の停留所は、様々なイベントが行われるフェリア会場前。私たちが訪れた際は、派手な入場門だけが並んでいるだけでした。毎年4月末から5月初めにかけて、「La Feria Internacional de los Pueblos」というお祭りがここで行われます。国内だけでなく海外から出し物、パレードなどが行われる国際色豊かな催し物です。午後から夜中の4時まで盛り上がるという盛大なお祭りに、次回はタイミングを合わせて訪れてみたいものです。

樹齢1000年以上のバオバブに似た木があるビオ・パーク

続いて、ビオ・パークに到着。ここは動物園で、世界各地の保護動物たちが飼育されています。マダガスカル島やアフリカ、インド、東南アジアといった具合にゾーン分けし、そこに生息する動物が見られるようになっています。スマトラトラ、コモドドラゴンなどの見所となる動物もいますが、ここにはもう一つ面白いものがあります。マダガスカル島ゾーンにある、樹齢1000年を超えるバオバブの木に似ている木です。こちらも、来訪者に人気のスポットです。(後編へと続く)