ピカソが子供時代に遊んだというメルセー広場

「スペインが生んだ偉大な画家ピカソの足跡を訪ねて/マラガ編」前編からの続きです。ピカソの生家の向かいのメルセー広場は、子供の頃のピカソが遊んでいたという場所。ピカソが公園の鳩を思い出して娘に「パロマ(鳩)」と名付けたという逸話も残っています。公園のベンチには、晩年のピカソの像が置かれており、並んで一緒に写真を撮る絶好の写真撮影スポットになっています。このメルセー広場を挟んで、ピカソの生家の反対側にあるサンティアゴ教会は、ピカソの両親が結婚式を挙げ、ピカソが洗礼を受けたという教会。ついでに寄ってみるといいでしょうね。

メルセー広場にあるピカソの像。記念撮影ポイント メルセー広場にあるピカソの像。記念撮影ポイント

ピカソ最初の結婚

ピカソファンでなくても、マラガを訪れたらぜひ行って欲しいのが「ピカソ美術館」です。スペインではバルセロナにも1963年に開館した同名の美術館がありますが、こちらのコレクションもかなり充実しています。収蔵されているピカソの作品は200点あまり。ピカソはその生涯に多くの愛人がいましたが、2回結婚しています。最初の結婚は1918年で、相手はディアギレフ率いるロシアバレエ団のバレリーナのオルガでした。オルガはピカソをパリの上流階級に引き合わせますが、やがて二人は衝突していき、ピカソは愛人を作ります。離婚すると財産の半分を取られるため、二人の結婚は1955年のオルガの死まで続きました。二人の間には長男パウロが生まれています。

充実した展示内容のマラガ「ピカソ美術館」

1973年、ピカソが亡くなるとその遺産が分けられましたが、ピカソとオルガの間にできた長男パウロとパウロの長男(ピカソの孫)はピカソの生前に亡くなっていたため、パウロの子供であるベルナルドとマリーナにそれぞれ遺産の2割ずつが分け与えられました。その中にはもちろん、ピカソの作品も入っていました。このマラガにあるピカソ美術館は、そのピカソの長男パウロの未亡人クリスティーヌとその息子のベルナルドからの寄贈品である、およそ200点の絵画・陶器・彫刻を展示することを目的に、16世紀の宮殿を改装して2003年に開館しました。展示されている代表作品には、『マンティーリャをはおったオルガ』『白い帽子をかぶったパウロ』『亡きカサヘマス』などがあります。入場料にはオーディオガイド(日本語あり)も含まれているので、ゆっくりと音声を聞きながら自分のペースで回るといいでしょう。また、美術館の地下には、建物を改築した時に基礎部分から発掘された、ローマ時代の遺構が残されています。(バルセロナ編に続く)

ピカソ美術館 Museo Picasso Malaga

[公式ページ] www.museopicassomalaga.org
[開館時間]10:00〜19:00(7〜8月は〜20:00、11〜2月は〜18:00)
[休]1/1、1/6、12/25 [料金]8ユーロ