スペイン王室一家が夏のバカンスを楽しむ島

毎年夏になると、皇室のご一家が那須の御用邸で過ごされる様子がニュースで報じられますね。高温多湿で年を追うごとに真夏日が増え、もはや亜熱帯のような東京の夏を避け、那須のように涼しく爽やかな気候の高原の避暑地で過ごされるのでしょう。スペインでも8月はバカンスのシーズンで、多くのビーチ大好きスペイン人が海辺のアパートメントに長期滞在しながら、ビーチでのんびりと夏を楽しみます。スペイン王室一家も例外ではなく、地中海に浮かぶリゾート地、マヨルカ島のマリベン宮殿で過ごすのが慣例となっています。ここ数年は、国王の孫たちが地元のヨットクラブで講習を受ける姿がマスコミを賑わせています。

皇室の避暑地といえば那須、ではスペイン王家が夏を過ごすのはどこ?【マヨルカ島1】 皇室の避暑地といえば那須、ではスペイン王家が夏を過ごすのはどこ?【マヨルカ島1】

ヨーロッパの人たちの憧れのリゾート地

マヨルカ島は、バレンシアの沖合に浮かぶバレアス諸島最大の島です。同じバレアス諸島のひとつイビサ島が、70年代以降ヒッピーの島として知られ、今では夏の間のクラブパーティーで名を馳せているのに対し、マヨルカ島は王室が夏を過ごす憧れのリゾート地として、夏の太陽とビーチを求めてヨーロッパ中から観光客が訪れます。島の人口は90万人弱ですが、夏にはなんと倍以上に膨れ上がります。なかでもドイツ人に人気があり、夏の間ドイツ人専用のようになっているビーチもあるくらい。きっと日本人にとってのハワイのような場所なんでしょうね。

バルセロナから飛行機でたったの40分!

マヨルカ島はビーチリゾートとしてはもちろん、中心の街パルマ・デ・マヨルカの旧市街や、点在する小さな美しい村々など、文化的にも見どころの多い島です。年間360日が晴れるという温暖な気候で、夏の時期のみならず、通年が旅のベストシーズンといってもいいでしょう。本土からもアクセスしやすく、なんとバルセロナからは飛行機でたったの40分! 私は早朝バルセロナを発ち、最終のフライトでバルセロナに戻るという日帰りでも訪れたことがありますが、やっぱり2泊から3泊はしたいところですね。小さい島なのでパルマを拠点に島内どこへでもバスでアクセスできますが、レンタカーで村や小さな入り江を巡る旅もまた魅力的です。

「マヨルカの雪」が見たい!

「マヨルカの雪」という言葉があります。一年のほとんどが晴れなのに雪とはどういうこと? マヨルカ島の内陸部では2月になるとアーモンドの花が咲き乱れ、一面まるで雪が積もったかのように真っ白になるのだそうです。それが「マヨルカの雪」。う〜ん、なんてロマンチック!というわけで、2012年の2月に、日本から来た友人を誘ってマヨルカの雪を見に出かけました。ところがこの冬は寒波が訪れていてアーモンドの花はほとんど咲いておらず、それどころか、前日に1956年以来の大雪に見舞われていたのです。めったに見られない本物のマヨルカの雪を見ることができましたが、次こそは絶対にアーモンドの花の雪を見に行きたいと思います。