地中海に浮かぶビーチリゾート

マヨルカ島をご存知ですか? スペイン王家も夏の避暑にご訪問される地中海に浮かぶ島です。ビーチリゾートとして名高く、ヨーロッパの各都市から直行便が飛んでいるほどです。シーズンは夏。ビーチでのんびり過ごしつつ、小皿料理のタパスに舌鼓を打ち、ワインを傾ければ極楽、極楽。島ならではのシーフードがおいしいのもいいですね。見所は海沿いにある世界遺産のカテドラルです。かのガウディも補修工事に参加して、ステンドグラスを担当しています。天井の高さは44メートルとゴシック建築の中でもトップレベルの高さを誇り、威風堂々たる佇まいは圧倒的な迫力です。そしてもう一カ所、14世紀に建てられた円形のベルベル城は、当初は要塞、そして夏の離宮となったのですが、回廊が円形という変わった作りです。19世紀には牢獄として使用されていました。なるほど、脱獄するのは難しそうです。

ビーチリゾートだけじゃない! 冬でもお得に楽しめるスペインのマヨルカ島 ビーチリゾートだけじゃない! 冬でもお得に楽しめるスペインのマヨルカ島

マヨルカ島へ愛の逃避行

ベルベル城からの眺めは素晴らしく、「ベルベル」も「眺めのいい」という意味だそうです。パロマの町と地中海まで見渡せます。「マヨルカ」の単語を見て、ある調味料が思い浮かびませんか? そう、「マヨネーズ」は、このマヨルカ島か北のメノルカ島が発祥だと考えられているのです。いずれかの島の名前が変形したのです。マヨルカ島では、パンにマヨネーズが付いてくるのが何とも不思議。日本のものよりソースに近い感覚でしょうか。中心地のパルマからバスで30分、山間にあるのがバルデモーサ村。ここに1838年、ショパンと愛人の女流作家ジョルジュ・サンドが愛の逃避行をしてきます。しとしとと雨の降る冬、ショパンはここで「雨だれ」を作曲、サンドは後に二人の愛を描いた「マヨルカの冬」を発表、一躍マヨルカ島がヨーロッパ中に知れ渡ることになったのです。マヨルカは、夏だけでなく、冬もロマンチックでよさそうですね。

お得で冬でも楽しめるマヨルカ島

1956年には、今度は画家のミロが移住してきます。母親の故郷のこの島で暮らすのが夢だったミロが、63歳でようやくアトリエを構えたのです。バルセロナに立派なミロ美術館はありますが、ここでは小さいながらもミロの温もりが感じられ、ファンにとっては一見の価値ある美術館となっています。ほかにも島には巨大な鍾乳洞もあり、観光コースに入っています。夏のビーチリゾートと思われがちな、マヨルカ島は、意外に冬でも楽しめるのです。何より人が少なくうるさくないのがいいですね。日本からなら6日間のツアーで10万円前後で出ています。値段のほうも魅力的です。そうそう、マヨルカ島と言えば、靴のメーカー「カンペール」の発祥地です。パルマ郊外のアウトレット「festival park」にも出店しており、かなりお安く手に入りますので、2、3足、自分やご家族のお土産にどうでしょう。子供靴が可愛いですよ。