白い村へ行こう!

スペイン南部のアンダルシア地方では、なんといっても白い村に行ってみたいですね。イギリス人やドイツ人など、多くの外国人が長期滞在、あるいは移住している村もあるほど人気です。もっとも手頃な距離にあるのが、海岸線から少し入った小高い丘の上にある村、ミハスです。南部の中心地マラガから列車で約50分、フエンヒローラで下車します。途中の海岸線には、外国人が多く住むマンションが建ち並び、海のリゾート風の景色が楽しめます。フエンヒローラからはバスで登り坂を行きます。列車もバスもたくさんあるので、時刻表を気にすることはありません。徐々に白い村、ミハスが見えてきます。山の中腹あたりから白い家並みがびっしりと斜面にへばりつくように建っています。「ワッ! きれい!」。初めて見た観光客の声が、各国語でバスの車内に、小さなため息ともに広がるのです。

ミハスは美しい! ミハスは美しい!

商品がまるで白い壁のオブジェに

広場でバスを降りると、車のほとんど通らない幅3メートルほどの石畳の道を上がります。両側には真っ白な建物の壁。そこにはゼラニウムの赤い花が、小さなポットに入れられ並べられていたり、特産のタイルや絵はがきなどが、店先に飾られています。壁が白いので、飾るものは商品であれ、まるでオブジェのように美しいです。町歩きが一層楽しくなるのはこのためでしょう。ここでしか買えない商品もあります。その一つが「NOVO」のオリーブ石鹸。無添加です。可愛い手作りろうそくは、買いたくなってしまいます。スペインらしい革製品の店もあります。僕はここで、親戚の人に頼まれていた革のベストを購入しました。時間のあまりない旅行中、こうした観光地は、まとめてお土産を購入するのにいいかもしれませんね

絶景のただ中で。ゆっくりとした時間を愉しむ

カフェのテラス席では観光客がサングラスをしながら日光浴でもするかのようにのんびりしています。マラガでも、バルセロナやマドリードにくらべれば田舎ですが、ミハスまで来ると、地元の人も観光客もまったりできます。車が通らないせいかもしれません。ランチは、眺めのいいバルコニー席のあるレストランを探してみましょう。頭上に広がる青い空、ミハスの白い村と丘を下った向こうに広がるブルーの地中海。そのコントラストの見事さは、いつまで観ていても飽きないほどです。ランチのお値段は、おおむね10ユーロ程度と観光地にしては良心的ですし、バルセロナなどにくらべれば、はるかに安く感じられます。ぜひミハスでブルーと白をご堪能あれ。朝ゆっくりマラガを出ても、夕方には戻ってくられます。その距離の近さもミハスの魅力です。