長瀬クンの絶景CMの舞台はスペインだった!!

2012年にオンエアされた、TOKIOの長瀬智也クンの発泡酒のCMを覚えていますか? 長瀬クンが崖の上のプールサイドで、巨大なエビフライにかぶりついていた『崖の上篇』。あのCMの舞台となったのは、スペインのアンダルシア地方にある崖の町「ロンダ」です。撮影は、崖の上に建つ絶景の国営ホテル「パラドール・デ・ロンダ」の庭で行われました。

TOKIOの長瀬智也クンの絶景CMの舞台はここ! 断崖の上に立つロンダの町(前編) TOKIOの長瀬智也クンの絶景CMの舞台はここ! 断崖の上に立つロンダの町(前編)

大自然を堪能できるアンダルシアの秘境

アルハンブラ宮殿で有名なグラナダ、メスキータのあるコルドバ、世界三大大聖堂のひとつであるカテドラルのあるセビリアなど、アンダルシアは非常に優れた文化遺産が多い地方です。そんな中、大自然の迫力に満ちた風景を堪能できるロンダは、アンダルシアの秘境といってもいいかもしれません。ロンダは海抜740メートルの岩の大地の上に築かれた町です。CMの撮影に使われたパラドールの前から崖を見下ろすと、目も眩むような深い谷に吸い込まれそうになります。はるか遠くまで原野が広がり、その奥に山々が連なる荘大な風景に、ついつい感嘆の声が漏れてしまいます。

800年の間イスラムに統治された名残り

ロンダの近郊の洞窟から壁画が見つかったことで、この周辺には旧石器時代から人が住んでいたと考えられています。その後、様々な勢力が攻防を繰り返し、8世紀から15世紀までの約800年に渡って、イスラム勢力がこの地を支配しました。断崖の上に造られた町は、まさに難攻不落の天然の要塞でした。そして、1485年にアラゴン王フェルナンド2世率いるキリスト教勢力によって陥落して以降、アラブの町だった旧市街は、モスク跡に教会を建て、キリスト教徒の町に造り替えられました。わずかですが、いまでもイスラム統治時代の城壁の一部やアラブ橋、アラブの浴場が残っています。

ロンダ最大の見どころ「ヌエボ橋」

ロンダの最大の見どころは、新市街と旧市街とを結ぶ「ヌエボ橋」。18世紀末に築かれたこの橋は、「タホ・デ・ロンダ」という深さ150mの渓谷によって分断された、新市街と旧市街を結びます。ヌエボ橋のすぐ横にあるパラドールからの、橋と対岸の崖の上に広がる旧市街の眺めはまさに絶景。旧市街側に渡って、崖沿いのレストランや公園からパラドールと橋を眺めると、こちらもまたまた絶景なのです。ちなみに、ヌエボ橋というのは“新しい橋”の意味で、17世紀に造られた「ビエホ橋(“古い橋”の意)」に対して名づけられたものです。「ビエホ橋」のすぐそばには11世紀の「アラブ橋」も残っています。(後編に続く)