闘牛を見るなら3月から10月

スペインに行ったら闘牛が見たい、と思っていました。しかし実際に行ってみると、どこに行っても闘牛が行われていなかったのです。スペイン=闘牛だと思っていたので、がっかりしたのを覚えています。実は闘牛は開催される時期が決まっていて、例年3月のバレンシアの火祭りから始まり、サラゴサのピラール祭の10月で終了します。マドリード、セビリアなど1級闘牛場では各週末に開催されますが、地方だと祭りによって開催されるので、スケジュールチェックは重要です。また、地域によっては闘牛を開催しない場所もあります。大都市バルセロナを含むカタルーニャ地方では、現在は闘牛が禁止されています。訪問地と合わせて事前にチェックしましょう。

今までに体験したことのない迫力! スペインの闘牛を見る!(1) 今までに体験したことのない迫力! スペインの闘牛を見る!(1)

マエストランサ一杯の闘牛ファンたち

私が初めて闘牛を見たのは、6月のセビリア、マエストランサ闘牛場。昨今、闘牛人気は低下していると言われていますが、南スペインではまだまだ根強いファンも多く、ほぼ満席でした。日が暮れる2時間前、トランペットのファンファーレによって開始が告げられ、出演者が登場します。闘牛用の牡牛は460kg以上と決まっており、入口にはその体重が表示されました。扉が開き、勢いよく牡牛がアレーナ(闘牛場)に走って入ってきました。すると、わぁーという歓声とともに、闘牛士(トレロ)が現れました。彼は牡牛の闘志を目覚めさせるようにピンク色の布を使い、牛を誘い込んだりしていきます。

主役の闘牛士はまだ登場しない?!

その後、防具をつけ目隠しをした馬に乗ったピカドール(槍方)が現れました。牛が馬を突いてくる様子は、少し目をそらしたくなる光景でしたが、防具をつけているので馬は怪我はしませんでした。ピカドールは槍を牛に一本だけ刺しますが、急所には刺しません。最後を飾る闘牛士はマタドールと呼ばれ、彼が現れるまでにいくつかのショーが段階を追って行われるのです。実際に見るまで、その流れがよくわかっていなかったので、興味深い演出だと思いました。主役の闘牛士はまだ現れず、どうやらお楽しみは最後にとっておくようです。