- 田中富子
- スペイン・セビリア在住。2000年にたまたま訪れたセビリアに、2001年より在住。2006年5月、個人事業主のビザを取得。現在は、食品輸出入仲介業を中心に、フラメンコ留学と語学留学コーディネーター、通訳、翻訳業等、スペインと日本を橋渡しする日々。情熱がモットー。
出発エリアをに変更しました。
さまざまな場所で毎晩のように開催されている無料コンサート。出演者のレベルも結構高く、脱帽するかも
コルドバのメスキータ、グラナダのアルハンブラ宮殿、セビリアの王宮、そして、カテドラル(大聖堂)などなど。世界遺産や名所が連なり、昼間に観光して回るところの尽きないアンダルシア。お金を払って観光するスポットもあれば、お金を払わずにできる観光もある。それは、“芸術”という観光だ。ここでは、市町村や県が後援となって、無料にて鑑賞できるコンサートや、展覧会等、いろいろある。アンダルシアは日本と違って、情報が整理されていることが少ない。でも、ちょっと気を配るだけで、その情報は、ぐっと近くなる。
さまざまなフリー情報誌。アンダルシアを身近に感じるチャンスだ
まずは、観光局(oficina de turismo)にある情報誌である。都市によって、若干違うが、セビリアでは、EL GIRALDILLO(エル ヒラルディージョ)というフリー月刊誌が出ている。このEL GIRALDILLOは、セビリアの催し物だけでなく、マラガ、カディス等、アンダルシア州の他の都市の情報もあるので、とても便利だ。また、この情報誌は、映画やレストラン、さまざまなコンファレンス、そして更には、地元人が参加する旅行等の情報も掲載されており、濃い〜アンダルシアを堪能することができる。
ロマンティックな夜のセビリアも魅力の1つ
その他にも、フラメンコ専門誌のflamaや、GO!など、たくさんのフリー情報月刊誌があり、観光局やレストラン、バール等で、簡単に手に入れることができる。レストラン、バール等は、レジ傍のカウンターや、トイレの入り口付近の棚やラックの上に置いてあることが多いので、注意してみてほしい。また、そこには、コンサート等の張り紙がしてあったりして、生きのよい最新の情報を手に入れることもできる。ちょっと残念なのは、それらのフリー情報誌は、スペイン語のみで表記されている場合が多い。しかしながら、そんなに難しいことは書いていないので、是非、手にとって、地元の空気を感じてほしい。
街で見かけるコンサートポスターの数々。アンダルシアのアーティストをチェック!
最後に注目なのは、CALLE(カジェ/道)である。道には、いろんな催し物のポスターを見ることができる。旧市街地内の工事中の家の前には、必ずといっていいほど、ポスターが貼り巡らされており、すぐに目に留まるはずである。電話ボックスの側面も、以外と目新しい情報が手に入ったりするので、是非、目を配っていただきたい。ちょっとした関心の払い方で、観光地を回っただけでは味わえないアンダルシアがグーッと近づいてくる。普通に飽きた“旅の上級者”には、是非是非、お試しいただきたい!
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/10/04)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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