古きもの(大聖堂)と新しきもの(METROCENTO)が融合する町、セビリア
待ちに待って、やっとオープン!
10月の最後の月曜日より、運行が開始されたMETROCENTRO(メトロセントロ/セビリア路面電車の名称)。本来は、9月24日にオープン予定だったが、いろいろな問題が重なり、やっと開通に至った。オープン前日の日曜日は、無料乗車サービスが行われ、たくさんの人たちが列をなし、大好評!セビリアでは、47年ぶりの路面電車に市民は浮き足立っている。現在は、まだ1ライン、4駅間のみの開通だが、これから着々とそのラインを延長し、また他ライン増設のプロジェクトも進んでいく予定。
販売機には、英語のガイダンスもある。チケット購入は簡単
お得なバス回数券でも乗車できる
路面電車は、2車両。250人まで乗れ、約7分おきの間隔にて運行。運行時間は、朝の6時から夜中の2時まで。セビリア市内を運行しているバス会社TUSSAMが運営している。運賃は、1回乗車、1ユーロ。各プラットホームに販売機があり、そこに1ユーロを入れると、チケットが出てくる。また、TUSSAMが出しているバス回数券(BONOBUS)でも、乗車できるので、市内バスとMETROCENTRO、両方を使いこなしたい方は、市内にたくさんあるESTANCO(売店)にて、BONOBUSを購入したほうがお得。
BONOBUSにて乗車する方は、右手に見える、手すりについている“赤い機械”にBONOBUSを挿入してください
乗車の際の注意点は??
乗車の際に、注意してほしいのは、METROCENTROがプラットホームに止まった際に、ドアの真ん中にあるボタンを押さないと、ドアが開かないことである。下車の際も、同様、ドアのボタンを押さないと、ドアが開かないしくみになっている(その際、方角に注意。開く方角のドアには、緑のランプが点滅している。)また、BONOBUSにて乗車する方は、車両内の機械にBONOBUSを挿入すること。定期的に乗務員がチケットを見せてくれと回っているので、キセルはできませんよ。
町の中心部へは、一部を除き、既に車は入ってこれないようになっている
クリーンな町づくりを目指して
この計画によって、旧市街地からは、車がほとんどいなくなる。旧市街地は、路面電車と自転車、そして歩行者の天国となり、とてもクリーンになる観光都市セビリア。この路面電車は、今、工事が進められている地下鉄と接続される(地下鉄は、郊外まで延び、その後、近郊線となる。地下鉄は、セビリアの空港にもつながる予定)。また、METROCENTROは、町の鉄道駅(SANTA JUSTA)とも接続が予定されており、地元民にとっても、観光客にとっても、とても便利で快適になる。お洒落なMETROCENTROに乗って、セビリアを満喫してくださいね!
【関連情報】
■BONOBUS(回数券10回)について(2007年現在)
運営会社:TUSSAM(http://www.tussam.es/)
BONOBUS SIN TRANSBORDO(乗り換えなし用 色は緑) 4.35ユーロ
BONOBUS CON TRANSBORDO(乗り換え用) 色は赤) 5.34ユーロ
TARJETA TURISTICA 1 O 3 DIAS(観光者用1日、もしくは3日券)
1日券 3.11ユーロ 3日券 7.25ユーロ
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