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海外現地発ガイド通信

新旧の調和がとてもユニーク!煙突がある元修道院は現在…アンダルシア現代美術館


掲載日:2007/12/04 テーマ:歴史 行き先: スペイン / セビリア

タグ: カフェ 美しい 美術館 歴史


謎の大きな煙突が目印

広大な土地を保有するカルトゥーハ修道院。歴史に翻弄されたが、今はやっと落ち着いたようだ 広大な土地を保有するカルトゥーハ修道院。歴史に翻弄されたが、今はやっと落ち着いたようだ

セビリア旧市街地の脇を流れるグアダルキビル川。その川向こうにある、MONASTERIO DE LA CARTUJA(カルトゥーハ修道院)は、その外観と謎の大きな煙突、そして綺麗に手入れされたお庭が美しい。現在は、CENTRO ANDALUZ DE ARTE CONTEMPORANEO(アンダルシア現代美術館)になっている。1964年に国定記念物に指定された。また、1992年の国際博覧会(万博)では、一部が王室のパビリオンとして使用されたことでも有名。

かなり複雑な、修道院の歴史

修道院が、陶器工場になった。全部で10個あった窯から製造された陶器は、さぞかし美しかったに違いない 修道院が、陶器工場になった。全部で10個あった窯から製造された陶器は、さぞかし美しかったに違いない

その謎の煙突を解明しよう。1810年のフランス軍侵攻時、カルトゥーハ修道院の僧侶たちは立ち退きを命じられ、そこは、軍の施設として利用された。フランス軍撤退後、廃墟と化していた元修道院を、イギリス人が1840年に買い上げ、陶器工場として利用した。それで煙突が残っているのである。煙突のほかに、興味深い、個性的なビン型の大きな窯が綺麗な形で残っている。その窯は、当時10個あったが、現在見られるのは、5個。陶器工場として、1982年まで使用された。

修道院の名前の謎について

作品が展示されている部屋と外観のギャップがとても興味深い。窯も展示室のデコレーションの一部として、いい味を加えている 作品が展示されている部屋と外観のギャップがとても興味深い。窯も展示室のデコレーションの一部として、いい味を加えている

カルトゥーハ修道院の本当の名前は、MONASTERIO DE SANTA MARIA DE LAS CUEVASという。それは、1248年頃、そこにあった洞窟からマリア像が出てきたという伝説から名づけられたという(MARIA DE LAS CUEVASとは、洞窟のマリアを意味する)。当時、スペイン南部は、アラブに征服され治められていた。そこで、異教であるマリア像をそこに隠したのではないかという推測がされている。

なんと!コロンブスも滞在したことがあった

一時期、コロンブスの遺灰も収められていたという修道院 一時期、コロンブスの遺灰も収められていたという修道院

また、アメリカ大陸を発見したことで有名なコロンブス(とその家族)が、第二回目の新大陸発見の旅の準備のために、この修道院に滞在していたことがわかっている。広大な境内の一部は、UNIVERSIDAD INTERNACIONAL DE ANDALUCIA(アンダルシア国際大学)の施設として、またコンサート会場としても利用されている。修道院、陶器工場、軍の施設、そして現在は、現代美術館、大学、コンサート会場として多様な顔を持ってきたこの修道院は、歴史ある、とても重要な建築物であることは誰も疑わないであろう。

【関連情報】

期間限定展示作品も、とても興味深い。神経を集中して見学した後は、気持ちのよいアウトサイド・カフェでお茶をどうぞ 期間限定展示作品も、とても興味深い。神経を集中して見学した後は、気持ちのよいアウトサイド・カフェでお茶をどうぞ

■MONASTERIO DE LA CARTUJA(カルトゥーハ修道院)とアンダルシア現代美術館
住所: AVDA. AMERICO VESPUCIO, 2
電話: 955-03 70 70
時間割:10/1-3/31 火−金 10:00-20:00/土 11:00-21:00/日 10:00-15:00
4/1-9/30 火−金 10:00-21:00/土 11:00-21:00/日 10:00-15:00、祝日は確認が必要
料金:3.01ユーロ(美術館と全てのモニュメントが見学可能)

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/12/04)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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