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海外現地発ガイド通信

静寂の美、救済病院―ここにある美しい教会にも注目!


掲載日:2008/04/22 テーマ:観光地・名所 行き先: スペイン / セビリア

タグ: すごい! 教会


あのドン・フアンが造った病院

病院内の教会の正面入り口。青い空にムリーリョの作品が映える 病院内の教会の正面入り口。青い空にムリーリョの作品が映える

セビリア旧市街地の繁華街よりちょっと外れた住宅街に、優雅にそびえ立っている建物がある。HOSPITAL DE LA SANTA CARIDAD(救済病院)である。この病院は、あの有名な放蕩児ドン・フアンのモデルとされるセビリアの貴族、MIGUEL MAN~ARA(ミゲル・マニャーラ)が1664年に建てた病院である。当時、たくさんの人たちが飢えに苦しみ、彷徨い、道で死んでいった。ミゲルが参加していた教会SANTA CARIDADは、その人たちを救済するために動いた。

秀でる教会

左の男性が、ミゲル・マラーニャ。ムリーリョの作品である 左の男性が、ミゲル・マラーニャ。ムリーリョの作品である

この病院は、現在、老人ホームとして使用されているが、現在でも、困窮者たちを助ける場所にもなっている。セビージャ人建築家、ペドロ・サンチェス・ファルコネテによって設計された。病院内の教会正面は、品のあるセビージャ・バロック様式。漆喰で塗られ、ムリーリョが描いたタイルにて装飾されており、すばらしい。また、この教会で、何と言っても有名なのは、17世紀を代表する芸術家達の作品を見られることだ。

すばらしい作品に目を奪われる

教会に入った瞬間、目に入ってくるものに圧倒されるはず 教会に入った瞬間、目に入ってくるものに圧倒されるはず

フアン・デ・バルデスのFINIS GLORIAE MUNDI(THE END OF THE WOURLD'S GLORIES)や、IN ICTU OCULI(IN THE BLINK OF AN EYE)は、特に有名である。また、前記したムリーリョの作品、ST JOHN OF GOD CARRYING A SICK MAN等も見ることができる。フアン・デ・バルデスは、残虐な作品が目を引くが、その反対にムリーリョの作品は、心温まるものが多いのが特徴ではなかろうか。

時は経ち……

ミゲルの想いは、現在も継がれている ミゲルの想いは、現在も継がれている

病院内には、2つの綺麗なパティオ(中庭)があるが、いずれも17世紀のタイルによってデコレーションされ、新しさとアンティークさが混合するなんともいえないハーモニーをかもし出している。奥にあるお庭には、ミゲルの銅像が立っており、ノスタルジックな気分を誘う。ここで、何人もの人たちが命を救われたのであろう。現在、ひっそりとした館内では、当時の雑踏とはまるで正反対の静粛さがただ漂っているだけであるが、当時を回想できる空気は、十分に残っている。

【関連情報】

■ HOSPITAL DE LA SANTA CARIDAD
住所:C/Temprado, 3
電話:954-22 32 32
料金:5ユーロ
時間:月−土 9:00 - 13:30, 15:30 - 19:30 日:9:00 - 13:00

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/04/22)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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