- 田中富子
- スペイン・セビリア在住。2000年にたまたま訪れたセビリアに、2001年より在住。2006年5月、個人事業主のビザを取得。現在は、食品輸出入仲介業を中心に、フラメンコ留学と語学留学コーディネーター、通訳、翻訳業等、スペインと日本を橋渡しする日々。情熱がモットー。
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夜の大聖堂とヒラルダの塔は、見逃せない撮影スポット!昼とはまた違う雰囲気が楽しめる
セビリアは、世界遺産が3つあり、それらの世界遺産を目的にこの町を訪れる観光客も多いが、それとは別に、“とても美しい街”として、スペイン内でも有名である。政府も、観光がメインの収入源であることから、“外観”に関してかなり気を使っており、旧市街地から車を追放する計画が進んでいる。現に、世界遺産である大聖堂、王宮、インディアス古文書館の周りは、路面電車ができ、車での進入は、以前と比べてかなり制限されている。今回は、散歩道、そして、すばらしい写真が撮れるスポットをご紹介したい。
世界遺産の周りは、市民の散歩スポットでもある
前記した3つの世界遺産は、全て隣り合わせにあり、その周りは、昼夜問わず美しい。日中は、馬車も走っているので、ヨーロッパの古い街並みと共に思う存分楽しむことができる。夜の大聖堂とヒラルダの塔(大聖堂とくっついている)は、スポットライトが当たり、哀愁を感じさせる。ちなみに、旧市街地内では、大聖堂のヒラルダの塔より高い建物を見ることはない。法律で規制されているためである。また、王宮も夏になるとコンサート等で夜、開放されることも多い。王宮のお庭は緑が多いため、夜は涼しく、ロマンチックでもある。
グアダキビル川。写真向かって左手は、人々が川岸で日向ぼっこをしている様子が伺える
世界遺産の周りには、サンタ・クルース街があり、迷路のような小道を楽しむことができる。綺麗な中庭や歴史的にも古い建物も多く、お勧めは日中である。また、サンタ・クルース街から旧市街を囲む外周に向かうと、そこにPLAZA DE ESPAN~A(スペイン広場)がある。ここと、その隣に位置するマリア・ルイサ公園も、是非日中訪れてほしい場所である。マリア・ルイサ公園内の考古学博物館辺りの美しさには、訪れるものを感動の嵐に巻き込むであろう。
夕方になるとランニングやサイクリングをしている人々を見かけることができる
セビリアと言えば、グアダキビル川が有名であるが、その川周辺も、実は見逃せないスポットである。川沿いには、遊歩道が作ってあり、散歩ができる。その遊歩道は、数キロにも渡るので、朝夕は、ランニングしている人たちもよく見かける。遊歩道のそばには、一部芝生で覆われている場所があり、春と初夏は、日光浴している人たちで一杯だ。犬が放し飼いになっている場合が多いので、犬嫌いの方はご注意を。
ロマンティックな夜を過ごせるトゥリアナ橋付近
ISABEL II橋(通称トゥリアナ橋)を渡った反対側には、バールがたくさんあり、雰囲気も良く、昼夜ともにお勧めのスポットである。特に夜は、トゥリアナ橋、ヒラルダの塔、黄金の塔等がスポットライトを浴びている絶景を見ることができる。セビリアで、“街”自体を楽しむ、ネイティブな旅を是非お試しあれ。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/05/19)
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