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海外現地発ガイド通信

セビリア、グアダキビル川のシンボル、黄金の塔


掲載日:2008/07/08 テーマ:歴史 行き先: スペイン / セビリア

タグ: 博物館 美しい


アラブ時代に建設された黄金の塔

川沿いにたたずむ黄金の塔。昔は、きらきらと黄金色に輝いていたという 川沿いにたたずむ黄金の塔。昔は、きらきらと黄金色に輝いていたという

セビリアのグアダキビル川のほとりに、静かにたたずむ塔がある。TORRE DEL ORO(黄金の塔)という名前のその塔は、昔、軍用として使用されていた。建設された13世紀当時は、外壁全てにタイルが貼ってあり、そのタイルが、光の反射によって黄金色に見えたことから、黄金の塔と呼ばれることとなったらしい。13世紀、この地はアラブ人によって統治されていた。丸く見えるその形は、実際は12角になっており、バダホス(スペインにある都市名)にある、エスパンタペロス塔をベースにしている。

黄金の塔の役割は?

黄金の塔上から見た景色。現在は、ゆっくりとした時間が流れている 黄金の塔上から見た景色。現在は、ゆっくりとした時間が流れている

以前は、反対側の川岸沿いで、この塔の前に要塞の塔(TORRE DE LA FORTALEZA)があり、2つの塔から、入港を見張っていたという。現在のセビリアのゆっくりとした景観からは、当時の緊迫した様子は、全く想像できないであろう。また、中世の時代は、この塔は、牢獄であったり、また、建築物自身のそのセキュリティーの高さが買われ、16世紀初頭には、スペイン艦隊によってアメリカから持ってこられた金や銀等の金属類が保管されていた。

現在は、海の博物館

大航海時代の勢いが伝わってくる 大航海時代の勢いが伝わってくる

現在は、MUSEO NAVAL(海の博物館)となっており、中では、歴史的な書類や昔の船の操縦機器等、海に関する珍しいものが展示してある。セビリアが、昔からいかに川を重要視していたかが理解できる博物館である。やはり川のあるところに文明は栄えるというが、セビリアもその一都市であったのは、間違いない。スペインには、黄金の時代があったのであるから。2005年には、都市汚染や市民らの破壊行動から起こった汚れを修復しており、現在は綺麗な外観を保っている。

黄金の塔のちょっとした歴史

この塔は、実は2度、取り崩し計画にあっている。1度目は、1755年のリスボア地震の後、少々崩れかけた塔を、当時の侯爵が、塔の脇を走る道幅を広げようと、塔の取り壊しを提案した。しかしながら、市民の猛反対に合い、王様までが反対したため、取り止めとなった。2度目は1868年のスペイン名誉革命時に、塔自体が売却されそうになったが、やはり市民の猛反対を受け、取り止めとなった。長い歴史を越え、今は静かにその影をセビリアの景観にもたげている。夜は一段と悲しげで美しい。

【関連情報】

■ TORRE DEL ORO(黄金の塔)/MUSEO NAVAL(海の博物館)
住所:PASEO DE COLON, S/N(グアダキビル川沿い、PUENTE DE SAN TELMO(サン・テルモ橋近所))
電話:954-22 24 19
時間割:火−金 10:00 - 14:00、土日 11:00 - 14:00
休館日:月曜日
入場料:2ユーロ

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/07/08)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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