主食は米ではなくて、パンです

スペイン料理はパエリアが有名なので、スペインの主食はお米だと思っていませんか。意外かもしれませんが、主食はパンなのです。それも地域によって食べられるパンが多少異なるのも、いろんな食文化の集まった国スペインだからかもしれません。一番消費されているのは、バケット・パンですが、これも細さやサイズでも呼び方が変わります。見た目は似ていても、ビエナは少しふんわりしています。奥深いスペインのパン文化、みなさんも旅先で出会った地域の名物パンを食べ歩いてみませんか。

スペインはパンだって美味しい!人気パンをご紹介(1) スペインはパンだって美味しい!人気パンをご紹介(1)

アンダルシア地方のパンは硬い?

昼時になるとパン屋には、アンダルースを買いに来るたくさん人々。そんな光景が印象に残っている、南スペインのセビリア。アンダルシア地方では、主に食べられているのは、アンダルースとよばれるバケットより幅のある、短くて太いパンです。表面は硬いのですが、中はふわふわ。また、南スペインではバルでタパスを頼むとパンが無料でついてきますが、パンの代わりによく見かけるのがピコ。5cmサイズの小さなクラッカーのように硬い乾パンです。南スペイン人は、硬いパンが好きなのでしょうか。

イタリアのアレに似ているパン

カタルーニャ地方からバレンシア地方で食べられているコカ。もともとは無発酵のパンでしたが、現在は酵母発酵されています。生地にはオリーブオイルが使われているので、噛むとその風味がします。パンの上におかずを乗せて食べるので、まるでイタリアのピザのよう。個人的には焼いたピーマンとアンチョビがおすすめですが、パン屋のガラスケースに並んでいるので、自分好みを見て買ってみましょう。食べ歩きにもピッタリですよ。また、ガラスのコカとよばれる、もっと生地を薄くし上に砂糖をまぶした甘いものもあります。

週末も開けている、働き者のパン屋

スペインのパン屋は働き者だと思います。いろんなお店やレストランが日曜日に閉めるのに対し、パン屋は毎日早朝から焼きたてパンを売ってくれますから。惣菜パンは日本ほどありませんが、料理と一緒に食べる用のパンは本当に美味しいです。スーパーでは、まだ焼いていないパンが冷凍や常温で売っています。家のオーブンで焼き立てが食べられるようにと、人々のパンへのこだわりが感じられます。スペインに行ったら、面倒でもぜひパン屋で焼き立てのパンを食べることをお勧めします。