2年に一度のフラメンコの祭典

ビエンナーレとは「2年ごと」を意味するイタリア語で、もともとは2年に一度の美術展覧会開催をよぶようになりました。昨今では、様々な芸術イベントや公募展にも使われます。そしてスペインのセビリアでビエンナーレ(スペイン語のビエナル)といったら、2年に一度開催される「フラメンコの祭典」のことを指します。さすがに、フラメンコ発祥のアンダルシア地方だけあり、地元では馴染み深いイベントです。この時期になると、世界各地からフラメンコファン達が、一流アーティストの作品を見ようとセビリアに集まります。その間、ホテルも割高になります。

一流アーティスト目白押し!フラメンコの祭典、セビリアのビエンナーレ! 一流アーティスト目白押し!フラメンコの祭典、セビリアのビエンナーレ!

オープニングは、若手一番人気ミゲル・ポベーダ

私が訪れたのは、2010年の秋。開催期間中、市内の何箇所かあるステージで一流アーティストらによる公演が毎日行われ、眠れない2週間となりました。この年の大イベント開幕を飾ったのは、ミゲル・ポベーダのコンサート。若手一番人気の彼にふさわしく、会場はセビリアのマエストランサ闘牛場が使われました。また、一番最初にチケットが完売したのは、最終日のトリを飾ったフラメンコギターの巨匠パコ・デ・ルシア。フラメンコファンならずとも、不動の人気です。チケットは日本からインターネットで予約できるので、事前購入をお勧めします。

生ファルキートに大興奮

私が注目したアーティストは、ファルキートとエバ・ジェルバブエナ。それまでビデオでしか見たことがない、彼らの踊りを生で見て、迫力のすさまじさに、ありきたりな言葉ですが本物の感動でした。期待を裏切らない、その完成されたファルキートのステップは本物を見られた、と思わせてくれました。エバのフラメンコ舞踊団は、その年に全国公演された同タイトルのもので、見逃していた私にとってはありがたい機会でした。また、公演前に日本語のアナウンスが流れて驚きました。日本からの来場も多いようです。

フラメンコ教室も練習生でいっぱいに

この時期は、何も大きな舞台だけが盛り上がるわけではありません。セビリアにある多くのフラメンコスタジオでは、世界各地からどっとフラメンコ練習生達が集まる時期でもあります。夜のコンサート・舞台を見に行けるよう、午前中に集中クラス(クルシージョ)が開かれます。私も1週間参加しました。ずっと踊りたかったソレア・ポル・ブレリアを1曲マスターし、大満足。レッスンのスピードが速いので、復習が大変でした。フラメンコを習っている方におすすめです。人気の先生のコースは、事前に予約してから行きましょう。