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初めてスペインへ上陸した日本人は、400年前の仙台の人


掲載日:2014/06/18 テーマ:観光地・名所 行き先: スペイン / セビリア

タグ: すごい! ロマン 歴史


それは今から400年前のこと

初めてスペインへ上陸した日本人は、400年前の仙台の人 初めてスペインへ上陸した日本人は、400年前の仙台の人

2013年は日本とスペインの国交400周年記念でした。盛大な式典がスペインの首都マドリードで行われ、日本からも皇太子様が訪れました。2014年も引き続き、関連イベントが行われるようです。両国の交流が開始されたのが、日本人が初めてスペインへ公式訪問(慶長遣欧使節団派遣)した、1614年。戦国時代、仙台の伊達政宗の命を受け、支倉常長がメキシコを経由し、スペインの南セビリアに到着しました。目的は仙台藩とスペインの通商交渉で、マドリードに赴いてスペイン国王にも謁見しています。

小さな村に残ると決めた日本人

その後、一行はローマへ向かい、教皇に謁見した後セビリアへ戻ります。その頃、日本の情勢は変わり、キリスト教が禁止された(禁教令)のです。そのため、その一行の中のキリスト教徒たちは、スペインの地に留まることを決めた者達もいたといいます。そこが、セビリアから15Kmの地コリア・デル・リオという村でした。400年も前に、日本人がスペインに住むことを決め留まったなんて、とても興味深い歴史です。その日本人の祖先から血を受け継いだスペイン人が、今もそこで生活しています。

「日本」という苗字のスペイン人

面白いことに、この町に住む人々の中に「ハポン」という苗字を持つ人が現在700名ほど住んでいます。そう、ハポンとはスペイン語で「日本」を意味します。私も取材で町を訪れた際に、ハポンさん達に会ったことがあります。残念ながら、彼らの顔つきからは既に日本人色は消えてしまっていました。が、グアデルキビル川沿いには、支倉常長の像が故郷を想い、日本へ向かって立っています。その傍らには、昨年の皇太子様訪問時に桜の花が植えられ、日本人には何とも感慨深い土地です。

川沿いに咲く、桜の花

コリア・デル・リオに行くならアクセスはセビリアから、バスで約30分。中心地から徒歩で博物館へ行くことができます。当時描かれた支倉常長の肖像画や、当時の文章などが残っています。姉妹都市の仙台市からの寄贈された日本文化を伝えるものも展示されていました。当時から続くスペインと日本との縁とゆかりを感じさせてくれる博物館でした。町は小さく宿泊して観光するほどのスポットはありませんが、サムライの末裔が住むといわれる、この町に足を運んでみてください。私たちの遠縁の方に出会えるかもしれませんよ。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2014/06/18)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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