ウベダのシンボル、ルネサンス建築の「サンティアゴ病院」

スペイン・ウベダ・世界遺産の現地ガイド記事

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ウベダのシンボル、ルネサンス建築の「サンティアゴ病院」

掲載日:2009/07/14 テーマ:世界遺産 行き先: スペイン / ウベダ ライター:田中富子

タグ: すごい! 建築 世界遺産



ABガイド:田中富子

【スペインのABガイド】 田中富子
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スペイン・セビリア在住。2000年にたまたま訪れたセビリアに、2001年より在住。2006年5月、個人事業主のビザを取得。現在は、食品輸出入仲介業を中心に、フラメンコ留学と語学留学コーディネーター、通訳、翻訳業等、スペインと日本を橋渡しする日々。情熱がモットー。

天井がものすごく高く、美しい階段は、みごたえがある 天井がものすごく高く、美しい階段は、みごたえがある

ルネサンス様式で有名なウベダ

アンダルシア州ハエン県にあるウベダ市(UBEDA)。隣の市であるバエサとともに“ウベダとバエサのルネサンス様式の記念碑的建造物群”として、世界遺産に登録されている。バエサよりも少々大きいウベダは、48個もの顕著な建築物が数えられ、そのほとんどがルネサンス様式となっている。その中でも、町のシンボルとなっているサンティアゴ病院(HOSPITAL DE SANTIAGO)は、国定史跡と定められている。

 

2階から伺う中庭 2階から伺う中庭

マルチな建物だったサンティアゴ病院

1562年から1575年に建設されたこの病院は、現在、スペインにある民間のルネサンス建築物の中でも、大きいものとされている。当時のハエン司教の命により、有名な建築家ペドロ・デ・バンデルビラとその息子のアンドレスによって建設されたが、貧しい人たちの病院のためであると同時に、教会でもあり、また御殿でもあったという、実にマルチな建築物であったようである。病院の機能としては、50コのベッドがあったという。

 

中庭から望む2本の塔。青い空に映える建物は、時代を感じさせない 中庭から望む2本の塔。青い空に映える建物は、時代を感じさせない

必見!の階段

有名な建築家が手がけた作品としては、病院という目的のためか、外見的には実にシンプルな建築物である。中に入ると、まずは広々とした中庭が印象的である。その後、右手にある階段は、天井が高く美しい。この部分では、ここが御殿であった跡をのぞかせている。王様たち、聖書上の人物や司教の肖像画等も飾られており、知らず知らずのうちに、うっとり見とれてしまう。高い天井も、その偉大さを後ろ盾している。過去の歴史を思い浮かべ、想像にひたることができるのは、間違いない。

 

壁画も注目!

16世紀の終わりに建築されたといわれている教会は、さまざまな壁画にて装飾されている。スペイン・ルネサンス様式の壁画としては、めずらしいとされているので、注目である。現在、この病院は、カルチャーセンターとして利用され、さまざまな展示会、展覧会やコングレスが行われている。図書館も保持しており、市民の場である。夕方以降は、コンサートを行っている場合が多く、チケットを持っていないと中に入れないときがあるので、内部を見学されたい方は、午前中に訪れたほうがいいであろう。

 

【関連情報】

■ CENTRO CULTURAL HOSPITAL DE SANTIAGO(サンティアゴ病院)
住所:AV. CRISTO REY, S/N
電話:953-75 08 42
入場無料
時間:7:30 - 14:30, 15:30 - 22:00

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2009/07/14)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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