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海外現地発ガイド通信

バレンシアの意外な世界遺産にフォーカス!


掲載日:2007/12/25 テーマ:世界遺産 行き先: スペイン / バレンシア

タグ: すごい! 世界遺産 美しい


地味な世界遺産、LA LONJA DE LA SEDA

中央市場の斜め前にあるLA LONJA DE LA SEDA。中を入ると、高い天井に目を奪われる 中央市場の斜め前にあるLA LONJA DE LA SEDA。中を入ると、高い天井に目を奪われる

バレンシアに1つだけある、ユネスコに指定されている世界遺産がある。それは、LA LONJA DE LA SEDA(ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ/絹の取引所)である。1483年に建設が始まった、この建物は、ヨーロッパにある一般ゴシック様式の代表的なもので、3つの部分に分かれている。1つ目は、入り口を入るとすぐの取引所(SALA DE CONTRATACION)で、2つ目は、真ん中にある小さな塔(TORRE)、最後は、海の領事館(SALA DEL CONSULADO DEL MAR)である。そして、オレンジの木々が植えてある中庭がある。

パラダイスに見かけた商業取引上だった

海の領事館は、1階と2階がある。こちらの写真は、2階部分。天井部分が厳粛で、品格がある 海の領事館は、1階と2階がある。こちらの写真は、2階部分。天井部分が厳粛で、品格がある

お庭を含めたLA LONJAの大きさは、約2000平方メートルである。取引所は、約16mの螺旋状の形をした柱によって縦に3つに分かれており、その天井の交差しているヴォールト(かまぼこ型の様式)がとても美しい。ここで絹を始め、さまざまな商業の取引をしていた。ここは当時、商業の寺院としてデザインされ、また柱を椰子の木に、天井はその椰子の木の葉が開いているというようなパラダイスに見かけ、シンボリックな取引上として紹介されたという。またその脇の塔は、当初、破産を申し立てられた商人の刑務所だったそう。

当事、国を繁栄させた重要な機関がそこにあった

海の領事館の1階部分。LA TAULA DE CANVISの展示がしてある 海の領事館の1階部分。LA TAULA DE CANVISの展示がしてある

当時の自治体は、そこにLA TAULA DE CANVIS(現在でいう銀行のような組織)を置いた。これは、バレンシアがアラゴン王国であった当事、他国との商売において必要であった両替が規則が定まっていないことから、不公平や不正が行われていたのを背景にし、1407年10月15日設置された。これにより両替が簡単に行われ、お金の流通も広まった。なお、お金だけでなく、宝石や家の抵当権等、価値になるものであったら、何でも他のものと交換できたという。

目に留まる、彫刻の意味を知ろう!

悪魔(悪)と修道女(善)が一緒に羊のおしりから空気を入れ、羊が妊娠していると見せかけることによって、羊の値段が上がるということを描写したもの。善も悪も、誰も信じてはいけないということ暗示している 悪魔(悪)と修道女(善)が一緒に羊のおしりから空気を入れ、羊が妊娠していると見せかけることによって、羊の値段が上がるということを描写したもの。善も悪も、誰も信じてはいけないということ暗示している

LA LONJAは、規模的に世界遺産らしくない世界遺産なので、なにかと見逃しがちである。しかし、歴史を知ると、とても興味深いところなので、LA LONJAに関する情報を前もって読んでいただきたい。行った際、感じることが違ってくるはずだ。また、LA TAULA DE CANVISの展示がある場所に施されている、小さな彫刻たちが目に留まるはずなので、是非よーく見ていただきたい。スペイン語がわかる方は、係員の方に説明をしてもらうといいだろう。その内容はユーモアに長け、世界遺産がもっと身近に感じるはずである。

【関連情報】

■LA LONJA DE LA SEDA
住所:PLAZA DEL MERCADO, S/N(市役所から徒歩5分)
電話:963 552 54 78
HP:http://whc.unesco.org/en/list/782(ユネスコ)
時間割:火曜日から土曜日 10:00 - 14:00, 16:30 - 20:30、日、祝日 10:00 - 15:00、月曜日休館
入場無料

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/12/25)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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