セルバンテスやコロンブスも住んでいた歴史の町

スペインで最大の面積を持つカスティーリャ・イ・レオン州の州都、バリャドリード。ケルト人が居住していた古代からの歴史を持つこの町は、『ドン・キホーテ』で有名な作家セルバンテスや、航海者コロンブスが一時期住んでいたことでも知られ、今でも彼らの家が残されています。観光地としての知名度は必ずしも高くないため、歴史に興味にある方でないとじっくり観光する機会もないかもしれませんが、交通の要衝なので、立ち寄る機会がある方はいらっしゃるかもしれません。もしバリャドリードに訪れることがあればぜひ足を運んでみていただきたいのが、鉄道駅のほど近くにある大きな公園「カンポ・グランデ」です。一見ただの公園に見えるこのスポットは、実はたくさんの鳥たちが生息している興味深いスポットなのです。

完璧に動物たちを手懐けている飼育員のおじさん 完璧に動物たちを手懐けている飼育員のおじさん

カンポ・グランデの鳥小屋と親切な飼育員のおじさん

カンポ・グランデ内をぶらぶら歩いていると、孔雀をはじめいろいろな鳥たちが周囲をのんびりと歩いているのが目に入ってきます。観光用の公園に孔雀が放し飼いされているケースはヨーロッパでは実はそれほど珍しくないのですが、歩き続けていると鳥の数も種類もかなり多いことに驚きました。ですが公園の真ん中まで来てその理由がわかりました。そこにはしっかりした作りの鳥小屋(Pajarera del Compo Grande)があり、中では様々な鳥たちが餌をついばんでいるのです。私が行ったときにはちょうど飼育員とおぼしきおじさんが小屋の外にいる鳥たちに餌をあげていたのですが、見事に鳥たちを手懐けているその様子を見るだけでもとても面白いのです。

観光にも便利な立地にあるカンポ・グランデ

飼育員の方はいかにも“スペインのおじさん”といった感じの気さくで親切なお人柄で、カメラを構えていると、鳥たちと戯れている様子をたっぷり見せてくれました。それどころか近くの木にいたリスまでも寄せ付け、肩の上に乗せて餌をあげていました。その心の通わせっぷりには脱帽です。この飼育員さんがどれくらいの頻度・時間帯でいらっしゃるかはわかりませんが、幸運にも出会えたらぜひ話しかけてみることをおすすめします(ちなみに私は平日の11時ごろに行きました)。このカンポ・グランデは、南側には東洋博物館(Museo Oriental)、北側にはセルバンテスの家(Museo Casa de Cervantes)があり、観光するのにも便利な立地。それほど時間もかからないので、バリャドリードに行く際はぜひ立ち寄ってみてください!