中世へタイムスリップしてみませんか

スペインで中世へタイムスリップしてみませんか。中世の建築物を現在まで当時のまま残っている街が、スペインにはいくつもあります。それらの街では毎年、「中世祭り(フィエスタ・デ・メディアバル)」が行われています。そのうちの一つ、バルセロナの郊外にある町ビックVICのお祭りを紹介しようと思います。このお祭りは、毎年12月上旬の週末に行われます。その期間、町は中世一色に装飾され、人々は中世の衣装に着替えて祭りを楽しみます。もちろん多くの観光客が訪れ、町が盛り上がりをみせます。

中世の民族衣装を着て参加するお祭り 中世の民族衣装を着て参加するお祭り

中世の民族衣装がすばらしい

私達がビックの街に着いたとき、中世の民族衣装を着た人々が大通りでパレードをしていました。髪型もその時代に合わせ、女性たちの出で立ちは、とても華やか。パレードの後、男性兵士の紋章入りの制服もかっこよかったので、一緒に記念撮影を頼んだところ、気軽に応じてくれました。様々な催しものが行われているのは、町のシンボル的存在でもある、中世に建築された橋の周辺です。弓矢を引く競技が行われたり、中世に行われていた戦いの競技、鍛冶屋も当時の格好をして鉄を叩いて実演などが行われています。まるで自分がタイムスリップしてしまったかのようで、見ごたえがありました。

豚の丸焼きと手作り料理の市場が並ぶ

バーベキューが食べられるフードコーナーで見つけたのは、丸ごと焼かれている豚でした。両手足を棒にくくりつけられた直火焼きです。そんな大胆さは、まさに中世の祭り。お腹をすかせて行った私達は、お肉や地元名物のブティファラ(ソーセージ)をたくさん食べました。スペイン各地で行われる中世祭りですが、ビックは特に市場が圧巻でした。手作り料理を売るお店が、旧市街の道を埋め尽くすように並んでいました。美味しそうな地元のお菓子、コカとよばれるパンにナッツがのせたもの、地ビールまで飲めて、まさに食べ歩き天国です。

中世の祭り以外で訪れる、ビックの魅力

滞在が祭りの時期に合わない場合でも、2000年以上の歴史を持つビックは、訪れる価値がある魅力的な町です。散策すればローマ時代の建築物にあたるというほど、遺跡もあります。中世に限らず、ロマネスク様式、ゴシック様式、ルネサンス様式やバロック様式の建物など、各時代ごとの名残を今日も目にすることができる場所なのです。また、いつ訪れても手作りチーズ、ソーセージなどの名産は手に入ります。