スペイン人も宝くじが大好き

スペイン人は宝くじが大好き。バルで売られていたり、バルで飲んでいると宝くじを売るおじさんが入ってきたりします。スペインの宝くじの歴史は古く、18世紀後半、戦争で疲弊した経済を立て直すために始まりました。サッカーくじ、日本のナンバーズのように数字を選ぶものなどいろいろ種類がありますが、オンセという視覚障害者協会が月〜木は普通の宝くじ、金曜日には高額賞金の宝くじ、それに年に数回のジャンボ宝くじを販売していて人気があります。

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賞金総額25億ユーロ、世界最大のクリスマスの宝くじ

日本の年末ジャンボに当たるスペインのクリスマス宝くじは、スペインに数ある宝くじの中でも特別で、スペイン人の5人に4人が購入するともいわれる国民的イベントです。一枚が20ユーロもするので、会社の同僚や友人同士でお金を出し合って買う人が多いです。日本の宝くじはひとつの番号は1枚だけですが、この宝くじは番号が5桁の数字の組み合わせで、同じ番号10枚のシートが180シート発行されます。ということは、1800人の一等高額当選者が生まれるかもしれないわけです。

スペイン全土が最も盛り上がる12月22日

クリスマスの宝くじはバル、レストランから路上でまで、全国いたるところで販売されます。スペインにもよく当たる売り場というものがあって、マドリッドのグランビアのドーニャ・マノリータ売り場が有名です。抽選は毎年12月22日と決まっていて、朝9時からずーっとテレビでその様子が生中継されるので、家庭はもちろんバルや職場でみんながテレビに釘付けとなります。子供たちが独特の節回しで当選番号を読み上げ、一等の「エル・ゴルド(太っちょ)」が出るとテレビ中継者も思わず「エル・ゴルド!」と叫びます。。

たったひとりを除いて村全員が「エル・ゴルド」当選

2011年のクリスマス宝くじは劇的なドラマを生みました。アラゴン州サラゴサの北東にあるグラネンという人口2000人の小さな町で「エル・ゴルド」1800枚すべてが販売され、近隣を含む多くの住人たちが当選したのです。ところがある小さな村では、村の婦人会が宝くじを全世帯を回って売り歩いたのですが、集落のはずれに住んでいたひとりのギリシャ人のところだけ見落としてしまいました。このギリシャ人だけが宝くじを逃してしまったのです。しかし、後日当選した村人が彼の土地を購入して、彼もこの恩恵にあやかることができたそうです。