ダーラナ地方の芸術と伝統がギューッと詰まった民族博物館

スウェーデン・ダーラナ・美術館・博物館の現地ガイド記事

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ダーラナ地方の芸術と伝統がギューッと詰まった民族博物館

掲載日:2008/02/28 テーマ:美術館・博物館 行き先: スウェーデン / ダーラナ ライター:田中ティナ

タグ: お土産 ショッピング 雑貨 博物館



ABガイド:田中ティナ

【スウェーデンのABガイド】 田中ティナ
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スウェーデン(エステルスンド)在住。通学したスウェーデン語学校では世界あちこちからの移住者とも友人となり、今でも楽しく、そしてびっくりの異文化交流を体験中。食、育児、教育、アンティーク、イベント、そして雄大な自然たっぷりの観光スポットなど、在住者ならではの旬の情報をお届けいたします。

花をモチーフにした気取らず素朴な刺繍の手袋。作った人の心の温かさが伝わってくるような作品だ 花をモチーフにした気取らず素朴な刺繍の手袋。作った人の心の温かさが伝わってくるような作品だ

素朴で華麗なデザインを紹介する常設展と現代アートなどの企画展を用意

ストックホルムの北西に位置するダーラナ地方の町、Falun(ファールン)。ダーラナ地方は色鮮やかな独特のデザインでも有名だが、こちらにある“Dalanas Museum(ダーラナ博物館)”では、伝統衣装や家具などをはじめ、編み込みのニットなどを通じて、素朴で美しい作品を見物することができる。また、絵画、銅製品などの展示もあり、数々の展示品から生活が移り変わる様子を学ぶこともできる。さらに、歴史に触れることができる常設展のほかに、現代アートなどの企画展も意欲的に開催している。

 

入り口右手のスペース。この左右に展示室が、また左手にはカフェの入り口や売店がある 入り口右手のスペース。この左右に展示室が、また左手にはカフェの入り口や売店がある

独特のデザインを丁寧に仕上げた衣装の刺繍は見事

伝統衣装のコーナーには、1800年代から1900年代にかけて実際に活用されていた衣装が、所狭しと飾られている。いずれも、赤、白や黒などを基本色にあでやかな刺繍が施されており、細やかなハンドメイドの芸術はため息が出るほどきれいだ。町ごとに、そこに住む人々が何代にも渡って受け継いできた模様には、伝統と歴史を守り続けてきた誇りが感じられる。
1階入り口の右手にあるスペースは天井も高く、大きなガラスの窓の向こうには博物館の傍らを流れるせせらぎ越しに、町の中心部が見てとれる。また、博物館にはカフェもあって、ランチや買い物途中の一服など、町の人々も気軽に活用している。

 

木製の家具には、シックな色合いで伝統の絵柄が施されている 木製の家具には、シックな色合いで伝統の絵柄が施されている

20クローナにも登場する有名女流作家の書斎を拝見

ところで、ガチョウの背に乗ったニルスが、スウェーデン中を旅行する、「ニルスの不思議な旅」という話をご存知の方もおられるだろう。その作者、セルマ・ラーゲレェフが1907年から亡くなる1940年まで、ファールンに住んでいたときの書斎の一部を再現したコーナーは、全体にこげ茶色の重厚な造り。壁際に本が並び、ほの明るいランプがともるどっしりとした机が置かれ、執筆に没頭できそうな雰囲気だ。2007年に館内を模様替えしたときに加わった展示で、彼女の人となりが垣間見れるような気がする一室となっている。

 

ミュージアムショップのディスプレーを見ているだけでも楽しい。ダーラナの刺繍に挑戦できるパッケージには糸やデザインパターンや手引きもセットになっている。心を込めてオリジナル作品を仕上げてはいかが? ミュージアムショップのディスプレーを見ているだけでも楽しい。ダーラナの刺繍に挑戦できるパッケージには糸やデザインパターンや手引きもセットになっている。心を込めてオリジナル作品を仕上げてはいかが?

置物から本、ポスターやおもちゃまで、商品のバラエティも豊富

さらに、1階にあるショップでは、ダーラナ地方ならではのグッズを販売している。果物を描いた朝食用のお盆は380クローナ(約6200円)。隣町Leksand(レクサン)のパンは真ん中に穴の開いた形が独特だが、パリパリとクリスピーでクラッカーのようなレクサンパンをモチーフにした鍋敷きは直径25cmほどで145クローナ(約2400円)となっている。
スウェーデンの中でも人気のある“Dalahasten(ダーラヘステン)”は、この地方で誕生した馬の木彫り。鮮やかなオレンジベースに、青、白、緑などでペイントしたものが伝統の一品だ。こちらは、小ぶりのマグネットが25クローナ(約400円)。木彫りの置物は3cmの75クローナ(約1200円)から20cmの360クローナ(約5900円)まで揃う。馬の形に木を削るところから彩色して仕上げるまですべて職人による手作りなので、それぞれの表情が微妙に違う。ぜひ、相性のいい馬を、吟味して選びたいもの。

 

入り口にあるショーウィンドーでは館内の展示の様子を紹介。“Dalanas Museum”のロゴが目印 入り口にあるショーウィンドーでは館内の展示の様子を紹介。“Dalanas Museum”のロゴが目印

【関連情報】

■Dalanas Museum(ダーラナ博物館)
電話:023-765500
休館日:月曜。そのほか1月1日、4月6日、6月22‐23日、12月24、25日、31日。
開館時間:火曜から金曜、10:00〜17:00、土、日曜、12:00〜17:00。
行き方:ストックホルム中央駅からダーラナ地方のファールン駅まで列車で約3時間。
URL:http://www.dalarnasmuseum.se/

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/02/28)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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