スウェーデン木彫りの代表格“Dalahast(ダーラヘスト)”の工房訪問はいかが?

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スウェーデン木彫りの代表格“Dalahast(ダーラヘスト)”の工房訪問はいかが?

掲載日:2009/04/16 テーマ:観光地・名所 行き先: スウェーデン / ダーラナ ライター:田中ティナ

タグ: お土産 かわいい ショッピング 雑貨



ABガイド:田中ティナ

【スウェーデンのABガイド】 田中ティナ
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スウェーデン(エステルスンド)在住。通学したスウェーデン語学校では世界あちこちからの移住者とも友人となり、今でも楽しく、そしてびっくりの異文化交流を体験中。食、育児、教育、アンティーク、イベント、そして雄大な自然たっぷりの観光スポットなど、在住者ならではの旬の情報をお届けいたします。

成形も彩色も手作業のため、一頭ごとの表情が微妙に異なる。じっくり見ながらお気に入りを選ぶのも楽しい 成形も彩色も手作業のため、一頭ごとの表情が微妙に異なる。じっくり見ながらお気に入りを選ぶのも楽しい

伝統手工芸の横綱(?!)といえばコレ

スウェーデンならではのお土産品といえばクリスタルガラス、テキスタイルなどさまざまだが、なかでも横綱級の存在感を示しているのが、ダーラナ地方で誕生した木彫りの馬、「ダーラヘスト」だ。
空港はもとより各地のお土産店で見かけないことはないといっても過言でないほどポピュラーな一品として、根強い人気を誇っている。
シンプルで美しい馬の形を原木から削りだすのも、また熟練工の技のみが生み出すことができる彩色も、創業当時から一つひとつ手作業で行ってきたという。

 

1939年ニューヨークで開催されたワールドフェアーでスウェーデンのシンボルとして大きなダーラヘスト像が登場したのをきっかけに一躍人気者となったとか。熟練工による絵付けも間近で見学することができる 1939年ニューヨークで開催されたワールドフェアーでスウェーデンのシンボルとして大きなダーラヘスト像が登場したのをきっかけに一躍人気者となったとか。熟練工による絵付けも間近で見学することができる

玩具から国を代表する工芸品へ

その昔、馬はダーラナ地方のバイキングたちとって神聖な動物として慕われており、特別な存在であった。また、19世紀中ごろには木材の切り出しや運搬に馬の力は不可欠で、人々の生活により身近になったこともあり、馬がモチーフになったとか。森で働く人々が、労働後、夜、暖炉のそばで木を削り、子どもの玩具として木馬を作ったという話も聞かれる。
ダーラヘストの老舗のひとつ“Nils Olsson(ニルス・オルソン)”は1928年、ニルスとヤンネ兄弟が13と15歳のときに立ち上げた会社だ。以来、伝統と守りつつも挑戦も怠らずにさまざまな手仕事商品を作り続けてきた。

 

自分だけのオリジナル馬を作ることができる彫刻キットを発見 自分だけのオリジナル馬を作ることができる彫刻キットを発見

手間を惜しまない丁寧な作業

使っている木は地元の針葉樹系の材木で、まず帯のこで整形してから細かい部分を手で削りながら整えるので、同じ形は二つとして存在しないとか。その後、全体を滑らかに磨きをかけ、ベースになる色のペンキにくぐらせて着色し、乾いてから模様を彩色。最後にニスのような保護剤を塗って仕上げとなる。
それぞれの工程は熟練工の技なしで話しえない工芸品の誕生だ。
また、作業工程を説明する展示や、絵付けの実演も見学することができる

 

マグネット類も色とりどり、千差万別 マグネット類も色とりどり、千差万別

直営販売店に揃う商品たち

主力商品の馬は小さいものは1cmのアクセサリータイプから、どっしりと存在感のある75cmまでサイズは20種。大きいものはいくつかのパートを組み合わせて作り上げる。ベースの色は伝統的なオレンジ以外にも、ピンク、白、青、黄色や黒など色とりどり。5cmで77クローナ(約940円)、15cmで192クローナ(約2300円)、特大の60cmは6600クローナ(約8万円)だ。そのほか昔からの赤色をベースに使ったタイプ(10cmで142クローナ、約1700円)、豚(赤や白がベース。5cmで85クローナ、約1000円)や雄鶏(20cmで371クローナ、約4500円)の形をしたユニークな置物もある。
販売店にはお土産物がいっぱい。現在でも手作りの製造工程を守っているからこそ、大量生産にはない温かみが感じられる製品が揃っているのだろう。

 

小さな町にある手仕事工房でのんびりお土産を選ぼう 小さな町にある手仕事工房でのんびりお土産を選ぼう

【関連情報】

■ Nils Olsson Hemslojd ab
電話:0250-372 00
住所:Edakersvagen 17 SE-792 77 Nusnas
開店時間:6月15日から8月20日の月曜から金曜 8:00〜18:00、土曜・日曜 9:00〜17:00。8月21日から6月14日の月曜から金曜 8:00〜17:00、土曜 10:00〜14:00、日曜閉店。
行き方:ストックホルムからは320kmほど。最寄の町、Mora(ムーラ)へはストックホルムから列車で4時間ほど。ムーラから車で70号線をRattvik(レットヴィック)方向へ進みNusnas(ヌースネス)までは10キロほど。
URL:http://www.nohemslojd.se/index_en.lasso

※団体の場合、開店時以外でも見学ツアーなどのアレンジOK。
※また近くには下記兄弟店もある。

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2009/04/16)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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