泊まれなくてもホテル内を見学できます

世界中のアーティストによってつくられた、冬季限定の雪と氷のホテル「アイスホテル」。宿泊客が入ってくるまでの間、ビジターも見学することができます。2013-2014年の見学料は、大人325スウェーデンクローナ(約5千円)。さすが北欧、高いですね。最初はガイドの英語の説明を聞きながら一通り館内を回り、その後は自由にゆっくり個人で見ることができます。トナカイの毛皮と角で作られたホテルの入り口のドアを開けると、レセプションホールは氷のシャンデリアと彫刻がクリスタルのように光を通して、うっとりするような美しさです。館内には氷の教会があって、ここで結婚式を挙げることもできます。

雪と氷の芸術の中でオーロラを見よう!スウェーデンの「アイスホテル」その2 雪と氷の芸術の中でオーロラを見よう!スウェーデンの「アイスホテル」その2

グラスも氷!「アイスバー」でカクテルを一杯

人気のバー「ICEBARアイスバー」も、カウンターからテーブルや椅子までもちろん氷でできています。記念に一杯オーダーしました。氷のグラスの中のカクテルの色が透けてとてもきれい!!最初の一杯にグラス代が含まれ、あとはグラスが溶けるまでの間、中身だけお代わりができますが、バーのスタッフに聞いたら5杯が限界だそうです。見た目はきれいですが、グラスが滑べるしちょっと飲みにくかったですね。それに室温は氷点下ですから、きちっと防寒着を着込んでいないとしんしんと冷えてきて、ゆっくりと5杯飲むどころではありませんでした。

アイスルームはただ眠るだけ!

客室は、氷のベッドの上にトナカイの毛皮が敷かれたシンプルな一般客室が大部分です。アーティストたちによってつくられた「アートスイート」はまるで氷のミュージアムみたいで非常にユニーク。ライトから放たれる光と色が、彫刻に反射し、または彫刻から透けてみえて、息を呑むほど美しいのです。使われている氷は曇りがなく、透明度が高く青く澄んでいます。どの部屋も個性的で「私だったらどこに泊まろうかなあ」と考えながら見てまわりました。どの部屋にも入り口にドアはなく、トイレやシャワーは別棟にあります。トナカイの毛皮の上で、ホテルで借りた防寒着と寝袋に包まれて眠るだけの部屋。酔狂というか贅沢というか。通常は数日滞在するうちの1泊だけアイスルームに泊まる人がほとんどだそうです。

オーロラ鑑賞をはじめ、冬のアクティビティを満喫

広々とした川沿いに建ち、周囲に明るい町などがないアイスホテルは、オーロラ鑑賞に最適な立地にあります。室内からオーロラが見られるように天窓のついた「オーロラ・シャレー(山小屋風コテージ)」と、氷でできた天井越しにオーロラを見る「ノーザン・ライト・スイート」と呼ばれるアイスルームなら、部屋の中にいながらオーロラを見ることができます。また、犬ぞり体験やトナカイぞり体験、スノーモービルに乗ったり、気温マイナス5度の氷の室内にある氷のベッドの上で下着だけになってトリートメントを受けるマッサージ(笑)など、滞在中に楽しめるアクティビティも豊富です。さて、今年の冬はいったいどんなデザインの部屋ができあがるのでしょうね。