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目指すはビーバークローケン!


自然にお邪魔するためのエチケット

遠浅のオットショー。鏡のように雲を映す 遠浅のオットショー。鏡のように雲を映す

ひと、動物や植物たち、命あるものみんなが安らかに、そしてたのしく次世代においても共生できるように、スウェーデンには郊外に広がる自然を自由に謳歌する権利が設けられている。ハイキングやキャンプはもちろん、花やベリー、キノコなど自然の恵みを節度をもって摘むこともできる。
ただし、それには条件がある。一言でいえば、「来た時よりも美しく」だ。その場の自然を傷つけず、もちろんごみなどはすべて持ち帰るといった、基本的な約束事や民家が近くにある場合にはその領域を侵害しないように、といった取り決めもある。他人や自然の権利を侵害しては、個人の自由は成り立たないのだから当然のことではあるけれど、念には念を入れて各条件が設定されている。
それらを守ることができるひとたちを、スウェーデンの自然は大歓迎してくれるのだ。

オーレ近くのヴォロダーレンへ

ブランクシャーンへ行くルート。キロ数を記した案内板が整備されている ブランクシャーンへ行くルート。キロ数を記した案内板が整備されている

冬はスキーやスノーボードでにぎわうオーレやその周辺には、夏の間、本格的な登山からハイキング、そしてマウンテンバイクなどを目的に自然愛好家たちが休暇をとってやってくる。
オーレの南に位置するヴォロダーレン一帯にも、徒歩やマウンテンバイクで行くことができるトレイルが整備されている。アクセスに便利な最寄りの鉄道の駅はオーレの東14キロほどに位置するウンダーシュオーケル。そこからは車で走ること約30分。ヴォロダーレンに到着だ。
トレイルは数時間で一周できるものから、半日、また選び方によってはテントや寝袋持参で一泊二日コースを計画するなど、同行者の技量やニーズで調整できるのがうれしい。毎日トレーニングしている健脚も、小さい子どもといっしょのファミリーもそれぞれのペースで自然と友達になれるのだ。

一本橋を渡ってみよう

勇気をもってある程度のスピードをつけて、同時に慎重にバランスをとりながら一本橋を攻略 勇気をもってある程度のスピードをつけて、同時に慎重にバランスをとりながら一本橋を攻略

挑戦したのは、ビーバークローケンを目指し車を駐車したところまで戻ってくる全長約11キロのコース。このルートに慣れている地元の友人の案内があったこともあって、高低差が161メートルの一部上級者向けトレイルであったけれど、何回か休憩をとりながら快適に走ることができた。
沼地のようなところには木の板が渡してあるのだが、細長い一本橋を渡るのは、なかなか難しい。「バランスをとるには、自転車のすぐそばじゃなくて、もっと遠くに目線を置くんだよ」と何回もアドバイスされても、わかっているけれどなかなかうまくいかなかった。それだけに、短い距離でも渡り切ったときの達成感はもう最高!
もちろん、ハイキングでも楽しめるルートであることは言うまでもない。

焚火を囲んで流れる時間

焚火であぶるソーセージのホットドッグは、キャンプのおともにぴったりだ 焚火であぶるソーセージのホットドッグは、キャンプのおともにぴったりだ

ビーバークローケンを走った後、そのあしで近くの湖、オットショーの湖畔へ。テントと寝袋、そして簡単な食事と飲み物を背に木立の中を下っていく。途中、道が荒れているところでちょっともたもたしていると、ぷーん、と蚊の囁きが、と思ったら時すでに遅し。暖かい季節になると小さな虫でさえも命をつなぐためにせっせと仕事をしているということを、まさに実感する瞬間だ。
いい具合に乾燥した流木を集めて火をともせば、夜遅くなってもほの明るい空を焚火の炎がゆるゆると照らしている。もちろんその後火の始末は忘れずに。
インターネットがない貴重なスポットだからこそ体験できる、独特の時間の流れに身を任せてみてはいかが?

関連情報

トレイルの入り口には大きな地図を掲げた案内板が立っており、場所によっては無料で配布している携帯用の地図も手に入れることができる トレイルの入り口には大きな地図を掲げた案内板が立っており、場所によっては無料で配布している携帯用の地図も手に入れることができる

■ Are Trails
URL:http://www.aretrails.com/app/
■ Trailforks・Baverkroken, Valadalen  ビバークローケン(地図)
https://www.trailforks.com/region/valadalen/

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/05/25)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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