観光旅行でも、高山病対策をしておきましょう

エベレストに登るような登山家でもあるまいし、普通の旅行で高山病なんてありえない。そんなことはありません。スイス、南米、ネパール、中国雲南省あたりの2000メートルを超える高地では十分に気をつけなければなりません。このあたりでは、ごく普通の観光旅行でも高山病になる人が多いのです。特に、スイスは登山列車でずいぶん標高の高いところへいけますし、観光スポットでもあるので油断しがちです。高所肺浮腫、高所脳浮腫といった命にかかわるような高山病にはならなくても、山酔いとよばれる症状は、誰がかかってもおかしくないものです。しっかり対策をしておきましょう。

高山病には気をつけて! スイスの山に行く前の高山病対策 高山病には気をつけて! スイスの山に行く前の高山病対策

前日から対策をするのがコツです

高山病対策は、登山列車で標高の高いところへ行く日の前日からしてください。対策といっても、たいしたことではないのですが、やっておくのとおかないのとではずいぶん違います。まず前日は、アルコールをたくさん飲まないこと。食べ過ぎないこと。眠れないからといって、睡眠薬を飲むのもよくありません。なお、高地でのアルコールと睡眠薬の併用は危険ですので、ぜったいにやめましょう。そして、お風呂はシャワーをさっと浴びてすませます。これは心臓に負担をかけないためです。もちろん睡眠はしっかりとりましょう。そして、標高の高いところへ行く道中は、ゆっくり高度をあげる、水を少しずつ飲む、キャンディを口に含むなどして高山病対策をしましょう。

高地に着いたら、体に負担をかけないように

高地に着いたら、ゆっくり歩き、大声をださないようにして、体に負担をかけないようにします。でも、もし高山病になってしまったら? 私自身も、軽い山酔いを経験したことがあります。症状は、頭痛、吐き気、悪寒です。高山病になったら、高度をさげるしかありません。無理をせず、山をおります。なお、ユングフラウヨッホ駅など、多くの観光客が訪れる観光地では、高山病になった人のために酸素ボンベを用意しています。もちろん数に限りはあるのですが、高山病がつらいときはスタッフに申し出ましょう。高山病は、若いからかからないというものではありません。誰がかかってもおかしくないものですから、できるだけ対策をしておくようにして、せっかくの楽しい旅行が高山病の頭痛だけなんてことにならないようにしましょう。