その凛とした美しさは世界一

アルプス山脈には高さもさることながら、その美しさで私達を魅了する山々が連なります。名の知れた「マッターホルン」は最頂点4,478mで、頂上にはスイスとイタリアの国境線が引かれています。登山家の方にとっては「登る山」ですが、観光客の私には「眺める山」です。ピラミッドのような鋭角な山頂が特徴的で、凛とした美しさがあります。イタリア側から見るとあまり姿が格好良くないので、スイス側からの眺めがお勧めです。この景観、きれいな空気を守るため、山庵の町ツェルマットでは、ガソリン車の乗り入れが規制されるほどの徹底振りです。

マッターホルンを眺めながら、スイスの山歩き マッターホルンを眺めながら、スイスの山歩き

マッターホルンを見に登山鉄道で登る

その美しい山を望みながら、ハイキングをするのが観光客向けの楽しみ方ではないでしょうか。5月上旬、朝日を浴びるマッターホルンの姿を見ようと、ツェルマットの街から始発の登山鉄道に乗りました。3000mを超えるゴルナーグラート山頂へ、35分ほどで到着しました。乗客は、私達の他には山頂で働いているような人達ばかり。軽装備な私達は何か「間違えてしまった」感におそわれました。山頂に着くと、4000m級の山々と氷河が広がっていました。そして、とてつもなく寒く、建物から出られません。5月のアルプスを侮っていたようです。

雪が残る、寒い5月上旬

駅を降りて、クルムホテルの横の坂を上がって行くと山頂に出られます。ホテル正面には「3100m」の看板がありました。展望台があり、そこからの朝焼けのマッターホルンの眺めは美しかったです。寒いので写真を撮って、すぐに建物の中へ避難。また、ホテルのレストランではテラス席があり、そこで食事を取ることができます。氷河やマッターホルンを眺めながらの食事は、きっと最高でしょう。季節は初夏がお勧めですが、GWに行かれる方は防寒対策もしっかりとして行ってくださいね。また、駅前には名物のセントバーナード犬がいて、一緒に記念写真を撮ってもらえます。

下山は、楽しくハイキング

まだ山の上部は雪が多く残っていたため、逆さマッターホルンが眺められる、リッフェル湖やシュテリー湖に行くルートはあきらめました。リュッフェアルプまで鉄道で下り、そこからハイキングで下山しることにしました。気楽な旅行者ハイキングなら、この辺りが適当でした。急遽計画を変更し、山の地図もありませんでしたが、ところどころに案内標識があり、安全でした。景色も空気も美しく、ハイキングは最高に気持ちよかったです。途中で、持参してきたお弁当やフルーツを食べたり、友人とおしゃべりしながらの3時間、楽しい遠足のようでした。