人々のコーヒーの楽しみ方の変化は、日本だけのものでなかった

いまや定番となったコンビニで買える“ドリップコーヒー”。一度は飲んだことがある人が大半ではないでしょうか。通勤時やちょっとした休憩のひとときには、味やお値段を含め言うことなし。「便利な世の中…」と思わずにはいられませんよね。この低価格かつテイクアウトできる“ドリップコーヒー文化”は、世界中に浸透しています。東南アジアの国だと6〜7年も前からコンビニで販売があったりと、日本は比較的この文化の後追いをする立場なのです。そして先日私が行ったスイスでも、ドリップコーヒーがある町の風景を、ずいぶんと目の当たりにしました。

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多くの道ゆく人の片手にある“アレ”

スイスには日本のような24時間営業のコンビニはほとんど見られません。しかし、駅構内や町のいたるところにKioskがあります。お菓子やパン、新聞などがあり、いわば日本のコンビニのような存在です。そこでは、このようなテイクアウトドリンクが販売され、メニューもコーヒーやカフェオレ、エスプレッソなど充実しています。購入方法は、日本のコンビニ同様、レジで支払いをした後、マシーンに専用カップを設置し、ボタンを押すだけ。カップを手に取るとふわっと広がるコーヒーの香り…。大手カフェチェーンに強敵現わる、と感ぜずにはいられません。

スイスの町の風景にすっかり融けこんだテイクアウトのコーヒー

カペル橋でおなじみの町・ルツェルンには、テイクアウトショップの「バッハマンBachmann」が数店舗あります。ショッキングピンクの看板や袋が目を引くこのバッハマンは、サンドイッチやサラダなどのデリから、チョコレートまで幅広い品揃えで、毎日朝から夜まで現地人や観光客が絶えません。ここにもテイクアウトドリンクはあり、日本円にして約300円ほどで、しっかりローストされた本格派コーヒーが味わえます。ルツェルンの町中では、ピンクのカップ片手に買い物する人や談笑する人の姿が、かなり頻繁に目につきます。

長いお付き合いになるか。運命はいかに

世界の先進国では、経済が低調しています。お財布のヒモが依然ゆるまないのは、スイスも日本もきっと同じなのでしょう。そんな市民の心身をそっと温めてくれるドリップ・コーヒーには、まだしばらくお世話になりそうですね。