スイスには世界遺産の山岳鉄道が2つあります

「欧州周遊ユーレイルパスとユースホステルの旅2/スイス編(後編)チューリヒYHに泊り物価を知る」からの続きです。チューリヒから高級ヒルリゾートのサンモリッツへ向かいます。ここからが今回の旅のハイライト。2日間かけて世界遺産の鉄道路線、レーティッシュ鉄道アルブラ線とベルニナ線の旅を存分に楽しみます。2018年10月現在、世界には鉄道に関する世界遺産が8つあり、そのうちの2つがスイスにあります。1910年、これらの路線が開通した当時は、レールを使って急勾配を上り下りする鉄道技術が大変珍しく、これが世界の山岳鉄道のモデルとされたそうです。スイスのトゥージス(Thusis)からイタリアのティラーノ(Thirano)までの約130キロにわたる「レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」が、2008年に世界文化遺産に登録されました。

アルブラ線で見るべきはアルブラ渓谷美とアーチ石橋 アルブラ線で見るべきはアルブラ渓谷美とアーチ石橋

アーチ石橋、雪山と湖の絶景に唖然、そして世界遺産の駅舎も!

まずは行きのアルブラ線です。スイス国内特急のIC(インターシティ)569便でチューリヒ中央駅を12時11分に出発。約1時間半したら、クール(Chur)駅で、真っ赤な車体の州営鉄道レーティッシュバーンに乗り換えます。ここからがアルブラ線です。アルブラ渓谷の車窓風景はひと時も見逃せません! 最初の頃は緑豊かな山々に遠くの雪山と点在する家々が続きますが、次第に山が険しくなり、深い谷が見え始めたら、有名な石橋のアーチ橋が! 写真を撮りたい方は、先頭のパノラマ車両に乗り、窓を開けて撮影することをおすすめします。雪が深くなってきたら、やがてサンモリッツ。終着駅のサンモリッツ駅舎も、世界遺産ですので要チェックですよ。

湖と雪山の絶景。チューリヒからクールまでの景色も美しい 湖と雪山の絶景。チューリヒからクールまでの景色も美しい

オーナーの温かいもてなしが嬉しいサンモリッツ・ユースホステル

世界遺産のサンモリッツ駅舎からバスにのって約10分で、サンモリッツYH(ユースホステル)に着きます。8年前に改装を終えた建物の外観はモダンですが、中は土地の木材をふんだんに遣った温もりのある雰囲気です。玄関を入ると、インテリア雑誌にでも出てきそうなコンテンポラリースタイルのロビーが。ロビーの向かいには自由に座れるソファやテーブル席が備わり、リゾート感たっぷり。私が泊まるこの日の部屋は、雪山を臨む4階のツインルームでした。全104室で310ベッドを有し、バックパッカー向けのシングル、予算を押さえて家族で泊まれるクラシック、カップルにおすすめのトップと3つのカテゴリーがあります。料金はドミトリー40.5CHF(約4700円)、シングル126.5CHF(約1万6000円)からです。

閑静な場所にあるサンモリッツYH。ロビーは間接照明のモダンな雰囲気でリゾート感たっぷりです 閑静な場所にあるサンモリッツYH。ロビーは間接照明のモダンな雰囲気でリゾート感たっぷりです

YHオーナーお手製チーズフォンデュで乾杯

夜は早めにシャワーを浴びて、皆でレストランに集まり、オーナー手づくりのチーズフォンデュをいただきました。4つのチーズをブレンドして作るスペシャル版で、サクランボのお酒が隠し味に入った濃厚な味わいでした。アルコールは、ワインのほか3種の地ビールも用意されていました。「欧州周遊ユーレイルパスとユースホステルの旅4/スイスの世界遺産ベルニナ線でスイスからイタリアへ」に続きます。
●サンモリッツ・ユースホステル
https://hihostels.com/hostels/st-moritz-youth-hostel
●ユーレイルパス http://www.eurailgroup.org
●協力:日本ユースホステル協会http://www.jyh.or.jp/membership

ご主人秘伝の特製チーズフォンデュは絶品です ご主人秘伝の特製チーズフォンデュは絶品です