絶景を眺めながら、快適過ごせるパノラマカー

スイス南部を横断する氷河特急(グレシャー・エクスプレス)は、マッターホルンで有名なツェルマットからサンモリッツまでを結んでいます。「世界一遅い特急」と言われ、8時間かけてスイスの大自然の景色を堪能しながら走ります。7つの谷、291の橋、91のトンネル、2000mを超える峠などを越えて行きます。季節によっては様々な高山植物をみることができる、人気の鉄道です。絶景を楽しむための専用列車なので、窓枠の骨は細く、ガラス部分が大きく作られています。実際に乗車してみると、視界をさえぎられることなくパノラマビューが楽しめました。天井近くまでガラス張りで、本当に山から氷河が落ちてきたら、どうしようと不安になるほどです。

スイスの氷河特急に乗ると、こんな楽しみがある! スイスの氷河特急に乗ると、こんな楽しみがある!

大自然を眺めながら、優雅にランチ

途中でおなかが空いても、途中の駅で下車して、日本のように駅弁を買いに走るわけにもいきません。乗車前に、簡単な食べ物を用意しておくとよいでしょう。スイス名物のチーズやワインを持ち込んで長い旅のお供にするのも、いいかもしれませんね。でも実は、優雅に車内でランチコースの食事をとることもできるんです。自分の座席に座ったまま、景色を眺めながらの食事は何とも贅沢ですよね。私達は、チケット予約の際に、事前に食事を頼んでおきました。ちょうどよく、ランチタイムになると、料理が運ばれてきました。コースには、前菜、メインディッシュ、チーズ盛り合わせ若しくは、デザートが付いてきました。料理のお味は絶品!とまではいきませんが、雰囲気と車窓からの景色に大満足でした。

お土産には、名物の傾いたグラス

食事中にドリンクを頼むと、ちょっと変わったグラスが出てきました。グラスの底辺が斜めになっているんです。聞いてみると、運行中に車両がななめに傾いているとき中身がこぼれないよう、テーブルに置いて水平になるよう考えられたグラス、だとか。面白いアイデアです!しかも、このグラスは購入することができました。22CHF(約2,356円)。平らな場所では何の効果も発揮しませんが、旅の土産ですから。車窓で一番の見所のラントヴァッサー橋は高さ65m、長さ142mの美しい橋です。また、日本語ガイドが聞けるイヤホンが用意されています。せっかくの絶景を眺めるだけでなく、解説を聞きながら見ると、また一味違うものになりました。充実した8時間の列車の旅でした。