ミュンヘンから国際列車ユーロシティでチューリヒへ

「欧州周遊ユーレイルパスとユースホステルの旅1/ドイツ編(前編)ミュンヘンのホフブラウハウス」からの続きです。ミュンヘンを満喫した後は、ユーレイルパスを使ってスイスのチューリヒを目指します。ミュンヘン中央駅はスイス、イタリア、ハンガリー、オーストリアなど周辺諸国への国際列車が発着するドイツ南部の主要駅です。近代的で広々としていて、世界の旅人が行き交い旅情を誘います。ドイツグルメを味わえるビアカフェやレストラン、カラフルなジンジャーブレッドの売店などが充実していて、時間を有効に使えます。電光掲示板で行き先とホームを確認して、ミュンヘンとチューリヒを結ぶ国際列車ユーロシティEC194号に乗り込みました。定刻12時11分に出発。約5時間の鉄道の旅が始まりました。

車掌さんとのコミニュケーションも楽しい食堂車 車掌さんとのコミニュケーションも楽しい食堂車

いくつもの国境をパスポートチェックなしで越えていく列車旅

日本からユーレイルパスを購入しておくと、大人は自動的に1等席となります。座席に指定表示がない限り自由に好きな席に座れるシステムです。スイスのチューリッヒまでは途中7つの駅に停車します。最初の2つの停車駅はドイツですが、大きなボーデン湖が見えてくるとオーストリアのブレゲンツ(Bregenz)駅、それから10分もしないうちにスイス最初の駅ザンクト・マルグレーテン(St. Margrethen)に停車します。スイスが近づくと車窓はだんだん山がちになっていきます。途中なだらかな丘陵地帯と山を映す湖、一面の草原に小川が流れる様と、いかにもヨーロッパらしいのどかな景色に癒されます。このようにパスポートチェックもなく、楽々と国境を越えていけるのは列車ならではの楽しみですね。スマートフォンにユーレイルパスのアプリをダウンロードしておくと、今自分がのっている列車がどこを走っているか、停車駅や発車時刻、パノラマ車両があるかなど細かい情報も確認できます。

カタコトと心地良く列車に揺られながら車窓を楽しみます カタコトと心地良く列車に揺られながら車窓を楽しみます

食堂車でスイスの名物料理ゲシュネツェルテスを

ミュンヘン中央駅を出発してしばらくしてすぐに旅仲間と食堂車(ビュッフェ)でランチを楽しみました。食堂車は思ったより高級な雰囲気でした。白いテーブルクロスが敷かれた半円のテーブルに腰かけます。赤い蝶ネクタイをしたスイス国鉄食堂車のマネージャーが恭しく注文を取りに来ました。チーズとハムの盛り合わせやスイス代表料理ゲシュネツェルテス(写真)、短いマカロニのミートパスタ、野菜サラダを注文。昼から豪華な料理とワインをいただきながら、会話も弾みました。

牛肉とクリームソースの煮込みゲシュネツェルテス 牛肉とクリームソースの煮込みゲシュネツェルテス

鉄道マニアに人気のチューリヒ駅到着前の映えスポット!

今回の列車旅に参加されていた著名な鉄道フォトジャーナリスト。世界の列車や駅舎を知り尽くしたS氏に、マニアが泣いて喜ぶという「映えスポット」を教えてもらいました。チューリヒ駅に到着する直前の5分前から進行方向左に向かいカメラを用意しておきましょう。チューリッヒ中央駅はスイス最大の駅で、国内・国際列車が1日に3000本近く出入りするというとても多忙な駅です。その何十本もの線路が入り組む様を撮影できるポイント(下写真)でした。まだ旅は始まったばかり。(後編に続く)
●ユーレイルパス http://www.eurailgroup.org
●協力:日本ユースホステル協会http://www.jyh.or.jp/membershi

スイス最大の鉄道駅チューリヒ中央駅 スイス最大の鉄道駅チューリヒ中央駅